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閲覧数:18294 2020年07月19日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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1:ton更新日:2020年06月17日 15時11分
1,2どちらも大事ですし、恐らく同時進行する事になると思います。
1については、あくまでも一つの疑問を足掛かりとして学習の範囲を広げていけば断片的になる事もないと思います。
また、「そもそもわからない事がない」これは危険だと思った方がいいです。じろう様が超絶天才で技術も完璧なスーパーPTであれば問題ありませんが、そうでないのであれば「分からない事に気づいていない」という事になります。積極的に学会参加をして色々な分野や考え方に触れてみると良いと思います。
2について、内容にもよりますが、動作分析などほとんど全ての患者に共通して必要な項目は評価していく中で必ずぶつかると思います。
なので1をやっていく中で必ず2の過程が出てきます。ですから、1-aをきっかけに2-aへ移行し、1-aの回答を得たところで別の1-bへ、それがまた2-bへ繋がるといった感じでしょうか。もちろん、1-aと1-bが同時進行する場合も多いと思います。
1-aで終わってしまう場合は「分からない事に気づいていない状態」だと思った方がいいですね。
これから1年ぐらいかけて準備して、3年目の区切りとして学会で症例発表してみると自分の学習結果や不足している部分が見えて面白いと思いますよ。
2:マグロハンター更新日:2020年07月07日 20時37分
とても良い質問だったので、何日も回答を考えているうちに、随分月日がたってしましました。すみません。
どのように勉強をすれば良いのか?回答を一言で申し上げるなら、「どんどん動く」ことにつきるかと思います。
動くとは、日々の業務の思考過程を他人へ披露することから始まります。それは、自分の考えを言葉にすることで気づきが生まれますし、複眼的意見を他人と交わすことで深まり、成長の原動力になります。(クライアントにも丁寧な説明が必要ですね)
最近は医療職に限らず、学びづらい時代だと思います。先輩は、パワハラやセクハラに怯え教育すること疲れているかもしれません。これからの時代は、上手に教えを求めていくスキルが必要なのだと考えています。お金を払っていく勉強会も、もちろん素晴らしいし大事ですが、教わる人と教える人の立場が明確に分かれ、能動性や相互性に欠ける部分があります。(臨床でしか学べないこともあるということです。)
お医者さんでも、研修を大学病院でバリバリやった人と、地域の総合病院で形だけ行った人では、同じ一年でも大きな経験の差が生まれます。おそらく、その差は永遠に縮まらないかもしれません。なぜなら、努力が報われるには、正しい行動の積み重ねが必要だからです。(最近よく見かけるようになってきました。患者側からみるととても怖い事です。)
どんな仕事でも、年数を重ねるほど批判的意見を貰いづらくなっていきます。そういった意味でも、何でも言ってもらいやすい年代が大事ですし、誰もが(上司は例外???)大切にされる世の中では、学びにいく姿勢が問われているのです。
また、仕事だけでなく色々な人と接する機会を積極的に作っていきましょう。今は、インターネットやSNSが発達して暇が生まれづらい世の中です。暇がないと、どうしても内に内に思考が向き、人間としての成長が偏ります。
以下は、「心」「技」「体」について、大雑把に私の考えをつづりました。長文なので、興味があれば、お手すきの時にお目通し頂ければ幸いです。あくまで、参考なので、論理的矛盾や偉そうに書いている部分はご容赦ください。
じろうさんが、素晴らしいセラピストに成長することを、心からお祈り申し上げます。
「心」は、知識・幸福感を指します。「星の王子様」のように、自分より恵まれている人を助ける事は、仕事なので無理ではないですが、質を維持しづらいと思います。幸福はなるものではなく、今この瞬間に気が付くものです。その真理に少しでも近づくために知識が必要になります。とにかく読書が大事です。多くの人の考え方や人生に触れる事で、限られた時間で多くの事を学べます。読書は慣れです。新聞でも雑誌でも、活字に触れる習慣をもちましょう。最悪、文章としては不十分ですが、マンガでも良いです。
学んだことは、すぐに役に立たなくとも、自動的にあなたを人間として成長させてくれます。なぜなら、人間は単純学習(機械学習)が出来ないように作られているからです。読書に限らずですが、体験全てが脳で自動的に複雑学習(Deep Learning)されます。つまり、ニューラルネットワークを多層に形成していくのです。これは、特異的な経験であるほど、複雑なネットワーク形成に寄与します。一生懸命考えている時はアイディアが出ないのに、ぼ~っとしている時に良いものが浮かぶのも、ネットワークのおかげです。知識の範囲が狭いほど、感情や本能に支配されやすく、幸せからは遠ざかる可能性が高まります。
「技」を身に付ける為に、「機会が得られる環境」「1万時間の努力」「好機を逃さない」ことの3つの側面から考えてみます。「機会が得られる環境」は、やりたい・挑戦したいことを説明すれば、協力してくれる人がいるかを中心評価にします。
「1万時間の努力」は、前述のとおり正しい習慣を身に着ける必要があります。そのためには、治療概念を学ぶのが得策です。治療概念については、後述しますが、学習に投資する時間・お金が目安になります。お金であれば、勉強会や書籍に100万円を費やすのを目標にしてみてはどうでしょうか。【昔、私は年30万×10年=300万円くらいと先輩に言われました。今は、ICTの力があるので、感覚的に200万円プライスダウンしてみました】1人でも多くの患者さんに関わるという点では、千人が目安になります。自分の担当患者さんだけでは、千人を確保するのに長い年月がかかってしまうので、休日に職場外にも出てみてはいかがでしょうか(私40歳ですが、20代より少し大変になってきたように感じる事があります(笑)
「好機を逃さない」は、何か挑戦の機会があった時に「やりたいかどうか」ではなく「自分の為になるかどうか」で考える必要があります。「参加した勉強会で、講師の先生に何回質問できるか」「地域事業の講師やクラスターリーダーなどを募集している時に手上げできるか」など、行う利益が確定されておらず、やらない事が危険の回避に優れている事案を指します。苦労は買ってでもしろと言いますが、そんな自爆テロ行為は若くないと中々できないものですよ(笑)
「体」を鍛えることは、精神的安定や自信にもつながります。世界的ベストセラーである「七つの習慣」の中でも、自分の身体に気を配り、大切にすることは一番大事であると書いてあります。身体によいものを食べ、定期的に運動することは、「非常に重要」だが「緊急ではない」ので後回しにされがちです。しかし、一番大切な事なんだと、暗示のように無理にでも自分に言い聞かせることが大事です。「運動せずにいてもよい時間などない」「食べるものにお金や配慮を惜しむことは、重大な損失を将来生む」
セラピストに必要な治療概念とは
患者さんが望んでいることは、「楽に」「早く」「結果が出る」ことだと思います。どれも難しいですね。難しいので、学ぶ必要のない治療技術はないものと考えてもらっていいです。だから、長年続いている治療理念(コンセプト)は全て学んだ方が良いと思います。特におすすめは「ボバース」「PNF」「徒手療法」です。まずは、関連書籍を読むところから始めてみましょう。形だけの手技を学ぶのではなく、理念(コンセプト)を学ぶことが大事です。そうすれば、自然と生理学・解剖学・運動学を学ぶ必要性に迫られるはずです。
「よく遊び、良く学べ!!」
3:jin更新日:2020年07月08日 09時53分
マグロハンターさまの熱の入った教えの後に恐縮ですが、2年目と言うと私がカルテに書かれていることを徹底的にがむしゃらに理解しようとし始めた時期なので、その経験をここで。
毎日、勤務時間後に病棟に残って自分のリハビリ記録以外の情報を拾いながら、わからないことがあったら調べたり看護師さんに聞いたりしていました。結果的に、カルテに詰まった色々な情報を読み解くことが少し上達し、医師や看護師、介護士、技師さんなどと対等に話をすることができるようになり、病棟が楽しくなりました。職場が楽しくなると仕事もより楽しくなり、夜中まで勉強に明け暮れていました。調べた中でリハビリに関係の薄い分野もたくさんありましたが、こんな所もリハビリに関わりがあるんだと感じた所もたくさんありました。知識以上に他スタッフとの連携がとても取りやすくなり、協業について学べたことが一番の収穫だったなと今では感じます。休憩室でお菓子やコーヒーもたくさんもらいましたが、しっかり頑張っている姿をみている人はみているんだなとも感じました。
職場次第では参考にならないと思いますが、自分の人生の中でやって良かったなと感じることの一つなので話を出させていただきました。今やったら「なんだこの初老は」と思われるでしょうね。若いから出来ることだったのかもしれません。
4:じろう更新日:2020年07月19日 22時31分
返信が遅くなり申し訳ありません。
3名の先生方、自分の迷ってる箇所に具体的な解決策を教えていただいたり、自分の意識していなかったところを経験に基づいて教えていただいたり、さらにもっと人間として基本的な考え方を詳しく教えていただいたりと本当にありがとうございます。
3名の方が共通して教えていただいているのは、常に考え行動して沢山の経験を積むことだと自分なりに解釈致しました。
この質問をしたときの自分はルーティンのように勉強をこなすことが出来れば良いと考えていたので、教えていただいたことを糧に常に考えを巡らせながら今必要な行動をしていきたいと思いました。
2年目の今これらのことを教えていただき感謝しています。
今後、患者さんへの貢献と学会の発表を目的に多方面の知識をつけながら日々努力していきます。
ご教授ありがとうございました。
5:じろう更新日:2020年07月19日 22時39分
1 への返信
返信が遅くなり申し訳ありません。
とても具体的に教えていただきありがとうございます。
自分の中でわからないことに気づいてない という指摘もその通りでした。
具体的なやり方を教えていただけたことで自信を持って日々の勉強が進められそうです。長期目標として発表をするということを決めることもできました。
ありがとうございます。
6:じろう更新日:2020年07月19日 22時45分
2 への返信
「心」「技」「体」にわけて教えていただいたことでとても理解がしやすい文章でした。漠然と勉強しなきゃと感じていた自分ですが、何を大切に学んでいかなければならないかを意識することができました。これから教えていただいたように若いうちにしか出来ないようなことを進んでやっていきます。
ありがとうございました。
7:じろう更新日:2020年07月19日 22時49分
3 への返信
経験談を踏まえたことまで教えていただきありがとうございます。
勉強をしなければと思ったきっかけは仕事を楽しくやりたいという気持ちもありました。
他の方のカルテを観るというのは、沢山の種類の知識が吸収できそうですし他職種と関わる機会も作れるのでjinさんの仰るとおり楽しそうと感じました。
自分の病院もカルテを観ることはできる環境なので実践してみます。
ありがとうございました。
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