2020.03.21 作業療法学科 2015年度卒業 遠山 沙織さん
目指したきっかけは何ですか?
小さいころから祖母が好きで、漠然と高齢者に関わる仕事がしたいと考えていました。高校生の時、進路を考えていく中で、作業療法士という職業を知り本学への進学を決めました。また、大学での臨床実習や講義を通じて、作業療法士は様々な領域で活躍できる職種であるということを知りました。幅広い領域の中で興味のある領域を選択し、患者様と関わることができているので、今は作業療法士を選んで本当に良かったと思っています。
現在の仕事内容を教えてください。
私は現在、精神科病院である田宮病院に勤務しています。以前は、急性期病棟を担当し、退院に向けた支援を行っていましたが、現在は療養病棟にて継続的な入院を必要とする慢性疾患の患者様への作業療法を行っています。病棟では、集団活動を通したリハビリを中心に行っており、手工芸や体操、音楽などの様々な活動を通じて、患者様に楽しんでいただきながら、少しずつできることが増えるように支援しています。作業療法士は、『人』と関わる仕事であるため、患者様一人ひとりに応じたコミュニケーションの取り方を日々模索し、信頼関係を築いていくことを心がけています。今後も、多職種と協力・連携しながら患者様がより良い生活が送れるように支援していきたいです。
受験生へのメッセージをお願いします。
高校生の時点で「この仕事に就きたい」と明確に決められる人は少ないかもしれませんが、将来「誰かの役に立ちたい」「人と関わるのが好きだ」と考えている人は、まずは本学のオープンキャンパスに参加して、作業療法士という職種に触れてみてはいかがでしょうか?
作業療法士は、患者様の生活に密接に関わりながら、日常を送れるように心と身体の機能を回復させ、支えていく医療専門職です。見てみよう、知ろう、体験してみよう、という気持ちが自分の進路を決める第一歩になります。ぜひ本学を知って、そして作業療法士という仕事に興味を持ってもらえたら卒業生として嬉しいです!