2018.02.17 義肢装具学科 3年 片野 ふくみさん
目指したきっかけは何ですか?
私は、パラリンピックを目指し、日夜努力するアスリートの姿に感銘を受け、義肢装具学科に進学しようと決めました。成し遂げようとする目標の大きさは関係なく何かを成し遂げようと努力する人に対し、モノづくりを通した医療という形で介入し、力になれるこの義肢装具士という仕事は、とても魅力的だと思います。実習や勉強の面で苦労することは沢山ありますが、一生懸命製作した製作物が完成したときや勉強したことが着実に身についていることを実感できたときはとても嬉しいです。
入学して楽しかったこと・苦しかったことを教えてください。
二年になると実際に義足を使用している方にモデルとしてお越しいただき、学生が切断肢の採型から製作までを行わせていただく実習授業が始まります。モデルさんにピッタリと適合する義足を製作するのは大変難しいです。しかし一生懸命製作した義足が完成し、実際にモデルさんに義足を装着していただき、正常に歩行している姿を見ると感動します。一年次にも義足の製作はしていますが、適合評価は行わないため、この時の感動は忘れられません。
受験生へのメッセージをお願いします。
「女性でもなれるのかな?」「勉強は難しいのかな?」進路決定は人生の岐路の一つです。高校生の皆さん、大いに悩んでください。しかし、義肢装具士を目指すにあたって性別は関係ありません。必要なのは熱意と強い意志です。他の医療職とは違う“モノづくり”を通して人の役に立てる仕事は魅力的だと私は思います。