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閲覧数:2390 2024年12月23日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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8:ヴィノ更新日:2024年12月23日 11時19分
コメントの時期を逃しましたが、一応私が調べたことを書いておきます。
こういう基礎知識的なものは大抵教科書や専門書を開けばどこかに書いてあるはずなので、手持ちの本を漁ってみました。
術後すぐのTHAで絶対にやってほしくないのは内転だそうです。本来、内転は股関節の安定性を高めるので脱臼リスクはほとんどありません。術後は術式やインプラントの種類や軟部組織の状態、各個人の骨の形状等が問題となり、関節部が不安定となります。通常は股関節内転が安定性を高めてくれるはずですが、術後の炎症や損傷で制動力が低下しているので不安定なままです。なので術後は外転枕で固定して制動力の働かない内転方向に運動する行為を防ぐのだそうです。逆説的に複合運動とはいえ、過度にやり過ぎなければ屈曲内旋は問題なく、そこに内転が加わると外れるので、注意が必要ということです。
じゃあ過度が何度からなのかというのは、当然個人差があるので、直接患者をみているセラピストにしかわからないと思います。
しかし術後のどこかのタイミングからは屈曲も内旋も内転も柔軟性を出していく必要が出てくるでしょうから、攻める時は攻める、守る時は守るというバランスを見極めるのが良いセラピストだと、私は考えています。
そもそも人工関節のOPEは、Dr.が術中に脱臼角度や術後望める可動域などを調べているはずなので、前医からの送り等に記載がなく不明なのであれば、直接電話して聞くのがベストだと思います。万が一事故が起きても確認したという自己弁護ができるので私は電話しちゃいます。
7:HipJoint更新日:2024年12月09日 16時38分
そもそもなのですが、屈曲90°での内旋可動域を図る意味は何なのか?というところが欠如しているように思います。
既出のご意見でも述べられている術式や執刀医の腕ですが、
細かく言うと機種や骨頭サイズ、関節包の修復はあるのか、脚短縮してしまっていて軟部組織によるテンションが下がっていないか、THAであればカップの設置(前方開角や外方傾斜角)などなど。
BHAでも、屈曲しただけで脱臼するような手術をしている場合もあります。
レントゲンや手術所見が確認できないのであれば、安易に内旋可動域は図るべきではないと思っています。
6:emilio更新日:2024年12月06日 13時14分
結論から言えば「アリ」だと考えています。
ただ、結局のところ術式と執刀医の腕次第だと思います。
私が以前勤めていた病院の整形外科医でも、脱臼が全く起きない医師と、起きる医師がいましたので…
ことリハビリ中に関しては脱臼したことはありませんが…
ROM測定という点では、医師に許可を得た上で内旋角度の測定を股関節屈曲90°位で行うことはよくありましたよ。
執刀医に必ず確認の上ではありましたが、整形外科医の「解剖学・運動学的に考えて、梨状筋温存の関節包再縫合したBHAでは、基本的には転倒などの高エネルギー外傷以外では脱臼はほぼ起こらない。特に術後3週以上経過した軟部組織の修復が一定程度終えた後なら尚更だ」という説明に至極納得して行っていましたね。
10年も20年も前の手術によるものであれば、今と術式も機材も全く異なるので脱臼リスクは高いと思いますが、昨今の術式と機材では早々簡単には脱臼しないのではないでしょうか。
5:新人管理者更新日:2024年12月05日 08時24分
以前自分が勤めていた病院ですが
医者の腕が第一要因なのかな?って思ったりした時がありました。
たくさんいる医者の中で、毎回脱臼患者が出るのが同じ担当医だった方ですかね。
他の医師の場合は全然見たこと無かったですが、その医師だけほんとに脱臼ケース多くて、またか・・・って思ってました。
まあ一例と思って聞いてください^ ^
4:パッチ更新日:2024年12月04日 12時43分
皆さんと同じで屈曲&内旋のみであれば大丈夫だと思います。その動きだけであれば、骨頭は下方を向くので後方への脱臼は起きづらいと思います。手技にもよると思いますが、opeの際は側臥位で屈曲&内旋位から、グッと内転させることで骨頭を後方に脱臼させます。
私が以前勤務していた回復期病院でも同じような疑問があり、主に紹介して頂いていた2つの病院にはサマリーと一緒に手術記録を添付して貰えるようお願いしました。また、使用しているTHAや髄内釘の商品名を教えて頂き、メーカーに勉強会をして頂きました。
にっけさんのように、良い・悪いではなく、『何故』の部分がしっかり疑問として引っ掛かることは素晴らしいと思います。頑張ってください!
3:cats-yamashi更新日:2024年11月30日 21時58分
ROM測定は複合肢位でなければ大丈夫だと思いますが、MMTはやらない方が無難だと思います。脱臼肢位でなくても大きな外力が加われば人工関節は外れます。一番悪いのは転倒することや股関節を体の下にして体重をかけることです。だからベッドから起き上がる向きには注意していますが、にもかかわらず手術側が右股関節なのに右起き設定にするナースがいて困っています。また長座は可能でも正座はNGです。長座はハムストリングスの張力が後方脱臼を防いてくれますが、ハムストリングスの緩む正座はダメなのです。しゃがみ動作や和式トイレも同様です。最近は前方アプローチも増えてきましたが、前方であれば胡坐やブリッジングもNGです。
やみくもに脱臼を怖がるのでなく、病態を理解して正しく怖がることが大切だと思います。訓練内容もROM訓練やマッサージばかりにならないようにしっかり筋力強化をしたいものです。
2:かずよし更新日:2024年11月25日 22時30分
tonさんに同意します。論文も検索してみましたか?脱臼の原因に関する報告もかなりの数がありますよ。私が知る限り脱臼の原因の多くは無理なしゃがみ込み、転倒などであり、ROM測定程度で脱臼するものではないと考えます。たしかに症例報告されていない可能性もあり、セラピストが原因のものは全くないとは言い切れないですが、私の周りでは見たり聞いたりしたことはありませんね。
1:ton更新日:2024年11月25日 18時20分
術式にもよりますが、基本的には複合運動でなければ問題ありませんし、ROM測定であれば問題ありません。
過度にストレッチを行うなど無理な外力をかけなければそうそう脱臼するものではありません。
陳旧性ならなおさらです。
問題は、ROM測定の技術的な問題から複合運動になってしまう場合や、Endfeelを意識するあまりストレッチになってしまうなど、
セラピスト側の技量によるリスクはあります。
一方で、過度に脱臼を怖がることで、内旋や内転の制限が残り、デュシャンヌ跛行など別の問題が残る場合もありますので、
リスクについてはDrとも相談しながら適切に管理することが重要だと思います。
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投稿タイトル:BHA(or THA)後の股関節内旋のROM測定
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