理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト
閲覧数:1639 2023年03月09日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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1:ぎんなん更新日:2023年03月09日 21時57分
当方PTですので認知機能の細かい所はよく分かっていないのですが、老健でもSAH後遺症後の既往があり、全失語の方でしたがよくフロア内を歩いている利用者がいました。
その方は失語に加えて感情失禁や日によって傾眠が強いなど認知機能の低下も強く疑われる様子がありました。主にジェスチャーでのコミュニケーションを試みて、状況判断能力も保たれていたのか離設行動は滅多に見られないものの、フロア外へ移動するリハビリの誘いもまず断られなかったです。
まず最初に行ったのは、マシントレーニングへの誘導やボールを使ったエクササイズなど先輩達の介入をトレースしつつ、一緒に歩いてその方がどんな物や事に反応するのか確認していきました。片麻痺があったものの、階段昇降も軽介助で行えたので敷地内で屋外へ出ると通りの車を眺めるために立ち止まることが多いとか、フロアスタッフに比べてゆっくり優しく接してくれる事務のスタッフとのコミュニケーションを求めていることとか、食事時に食堂で他の利用者の様子を見守ったりしている(本人は胃ろうで経口摂取はしていなかった)、ナースステーションに入り込んで怒られては泣いている(おそらく何か手伝おうとしていたんだと思います)など、一緒に歩いているだけでもその方の行動原理が少し理解できるように思いました。
その上で、リハビリとして介入しているので施設内の散歩?の休憩がてら座位で麻痺側のROM-exを少しずつ行ったり、バイタルを採りながら運動量を増やしてみたり、インソールの調整などしていました。
リハビリとして有益な事ができたのかは自信がありませんが、その方をできるだけ理解して快刺激を与えるにはどうしたら良いのか、そんな風に考えながら関わっていましたね。
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投稿タイトル:重度認知者のリハビリ
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