2022-10-05 08:16:18

同じように、高齢者関連施設や訪問関係で同様の長期の重度介護者に係る事が多いものです。ケアプランやリハビリ計画などでも定型文的に「拘縮予防のため」「体力・筋力の維持として」「離床の機会の確保」などを目にする事も自分自身も記載してしまう事が多いことに後ろめたさのようなアイデアの貧困さのような感覚をもっています。なかなかＱＯＬや活動・参加を目的とした目標設定は具体性に欠ける部分もあるとは思いますが、正解というものではなく、参考になればと思いコメントさせて頂きます。
１）目標である拘縮予防・離床時間の延長・筋力の維持向上などのプログラムに～のためのという文言を付ける。
・家族面会時に車椅子での座位保持耐久の為の
・車椅子による屋外周回（介助にて）による生活空間の拡大のための
・更衣、オムツ交換時の介助量の軽減のための
・入浴時にスムーズな洗体が行えることでの清潔保持のための
・定期的な関節運動により血流循環を促し皮膚トラブルを予防するための
・座位の時間と耐久性をもつことでの精神面の賦活としての
・身体のリラックス、可動域の維持・向上により呼吸が楽に行えるための

２）具体的な目標（○分、○回など）を設定して本人や職員とも頑張る目標を共有や周知いただく。
・○○の無い状態での座位時間５分→１０分　【血圧低下が見られない/脈拍が上がらない・下がらない/疲労の無い】　など
・○○により食事時間をスムーズに送る事が出来る（２０分→１５分）　【座位のポジショニング、頸部周囲の緊張緩和、食事前のマッサージの実施】　など
・○○による車椅子座位の際の臀部発赤がみられるまでの時間の延長　（５分→１０分）【車椅子・クッションの選定、座位のポジショニング、周囲筋・関節のマッサージや他動運動

３）本人以外とのことや周りの活動制限が減ることについてのコメント　（訪問の際の家族に対して等が多い内容ではありますが）
・○○が行えることでの家族・職員の介助量・負担軽減
・体力・意欲的に（デイサービス等）に定期的に行く事が出来ることでの家族負担軽減
・（他者や職員が見える場所、テーブル）に参加する事での他者とのコミュニケーション確保、気分転換が行える。
・○○な状態を保つことでの良好な家族印象を保ち、面会の機会を定期的に持つ事が出来る
・○○により食事・服薬をスムーズに摂取する事で栄養・健康面の維持が行える

などなど、乱雑ではありますが書かせていただきました。自分自身も何か共通の目標があることでリハビリへのモチベーションも上がっている部分が多いです。目の付け所や見る角度でうまく言葉にしていけるといいなぁと思っています。

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2022-10-05 08:16:18

1 への返信

丁寧で具体的な内容の返信を、ありがとうございます！
目標とする活動のための拘縮予防、などの書き方だと、個別性のある活動を意識でき、かつ非現実的な目標ともならず、とても分かりやすいですね。
具体的な目標の共有や、本人以外に及ぼすことの出来る影響なども、今で意識していなかった視点でしたので、是非とも参考にさせていただきます。

今回質問させていただいた表題の件で、他スタッフとの情報共有や意見交換をする場を設けることになったので、その場でもコメントいただいた内容を活用させていただきたいと思います。本当にありがとうございました！
加えて、何かこの件に関連した内容の文献など、ご存じでしたらお教えいただけないでしょうか。重ね重ね申し訳ありません。。

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