理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト
閲覧数:20432 2020年10月23日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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1:姫草ユリ子更新日:2020年09月30日 21時50分
機能の測定、すなわち神経心理学的検査の取り扱いに知識・経験や倫理観のないセラピストが日本には非常に多いと日頃から感じています
基準を統一するのは議論すら必要のない大前提だと思います
違う検査方法、道具、教示、検査状況で実施したのであれば、それを比較することはできません
論文でも書こうものなら、「それ、条件が違うから成績が違うんでしょ?否定する根拠なんてないでしょ」と言われるだけです
「純粋な認知機能だけを測定しようとする意識」が希薄な人が多いんだと思います
練習効果すら意識せず短期間で複数回実施したり、あまつさえ検査を毎日のリハビリ教材に使用するセラピストまでいます
(急性期の意識障害がまだ遷延している状態の患者にWAISを実施しているセラピストなどがおり、測定的な意味でも患者負担的な意味でも論外だと思う事が多々あります)
とても、国家資格を取得した人間のすることとは思えません
高度専門職としての名に恥じないような倫理観と、知識や技術の研鑽を積んでほしいと思っています
また、正しい評価道具を使うのであれば、それ相応の対価を払うべきだと思っています
かなり多くの病院や診療所などで、市販されている検査用紙を平気でコピーして使用している場面を見掛けます
これはただの犯罪行為ですし、刑事罰すら課せられています
「みんなやっているから」は全く通じないと思います
盗んだ道具で行うリハビリのどこに「誠意」があるでしょうか
2:Federica更新日:2020年09月30日 23時45分
当院ではTMT-Jを使用しております。当然ですが、正規ルートで購入しています。
もみじさんは、一般社団法人日本高次脳機能障害学会で、TMT-Jを編集された経緯は、ご存知ですか。
姫草さんのおっしゃるとおり、「正しい評価道具を使うのであれば、それ相応の対価を払うべき」と、私も思います。標準化されたテストバッテリーを、マニュアルに沿って適切に使用して、初めて検査結果の妥当性を示せすことができ、学術的に分析や比較ができます。
テストバッテリーについては、ここ20年ほどで生まれたものや日本語版が出来たものもあるので、養成校の先生方も臨床で使用経験がなく、学生時代にそこまで学んでいない若手の方もいらっしゃるかと思います。臨床家としては、適切なものを購入し、適切に使ってまいりましょう。
3:紅葉更新日:2020年10月23日 21時59分
姫草ユリ子さん
Federicaさん
コメントありがとうございます。
返信が大変遅れまして申し訳ありません。。
私も、治療の定期評価を「TMT」のスコアとして残すなら、公式のものを使うべきと思っています。
私の周囲には、購入すべきと考える人がいなかったので、外の世界ではどういう考えがあるのだろうか、という疑問が浮かび、今回の質問を投稿しました。
お二人のご意見、大変勉強になりました。
TMT-Jの編集の経緯は存じません。
ネットで検索してみましたが、それとおぼしき情報にはたどり着けませんでした。
Federicaさんが、まだ教えて頂けるのであれば、ご教示いただければ幸いです。
TMT-Jの公式版には、本当の手順が書かれたマニュアルや、開発の経緯なども書いてあるようですね。
今までの20年以上の自部署の歴史の中で、有料の検査用紙の備品購入依頼出してみた人はいないようなのですが、所属長に相談して、購入依頼を出してみようと思います。
ありがとうございました。
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