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掲示板テーマ:制度・診療報酬(令和2年以降)
閲覧数:33421 2020年02月02日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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1:くらく更新日:2020年02月01日 12時09分
私も、この発症からの期限について気になっています。今までの議論のなかでは、FIMの改善率に対して話題があがっておりました。必ずしも発症してから期間が浅い場合でなくても、FIMの改善の見込みがあれば回復期リハビリの対象と認めるる意図なのかと思いましたが、こうなると実績指数を大幅に満たしている回復期リハビリは、病床稼働を高めるために、ギリギリのところまで、効果のない患者を稼働数を収益を上げるために入院させることが横行するだろうと思います。そんな馬鹿なことはしないと思いつつも、今回の期間を解除した理由が読めないと気になっております。
2:トシマルGT更新日:2020年02月01日 23時10分
1 への返信
効果のない患者とはどういうことですか?
患者様に対して考えが浅くないですか?
患者様に寄り添い効果の期待できる方法を見出だすのが我々の仕事ではないのでしょうか?
そのために、発症日が関与しなくなったと捉えてもいいかと思います。
なんのためのリハビリテーションですか?
あなたの手にそぐわない患者様は皆さんかわいそうですね。
3:ヒーチェ更新日:2020年02月01日 23時52分
2 への返信
仰ることは理解できますが、医療財源が切迫している中そのリハビリテーションの質、そして結果にこだわらなくては私たちの未来はありません。
一個人に効果のある治療を提供するのは当たり前の事です。
そこに時間と労力と金がどれだけかかるのか。かけた結果どれだけの効果を産むのか。
その全ての要素を一集団、病院、市町村、都道府県、国単位で考えた時に、どのような患者層に振り分けることが重要なのか。
それらを含め、我々がこのような国の提示に対してどのような結果をもって返答をするのか。
これも大事な事だと思いますよ。それこそ、我々がこれからも一個人に少しでも効果のある治療を提供し続ける為に、です。
1のような事は、運営上起こり得ます。そこに一セラピストとして運営陣などに声を上げる人間がどれだけいるでしょうか?声を上げた結果、運営陣を動かせるセラピストがどれだけいるでしょうか?いざそうなった時のために、今までや今現在摂政に動いているセラピストがどれだけいるでしょうか?
我々は、手先目先だけでなく、俯瞰や先見のできる集団にならなければ未来はありませんよ。
4:姫草ユリ子更新日:2020年02月02日 08時35分
>>2(トシマルGT様)
横から書き込みをお見掛けして、どうも貴方様におかれましては何か誤解をされているように思われたので、差し出がましいとは思いましたがお言葉をかけさせていただきます。
>効果のない患者とはどういうことですか?
>患者様に対して考えが浅くないですか?
ここでいう「効果のない患者」というのは、どういった意味合いだと考えるのが良いのでしょうか。
①治療効果が上げにくい患者(治療反応性が低い、など)
②改善はするものの、一定の基準まで改善が追い付かない患者(麻痺程度が重すぎて、改善はしても日常生活に支障が残ってしまう、など)
③十分に改善し、それ以上の入院をしても効果が薄い。もしくは費用対効果の観点からは望ましくない。(患者様のニーズや金銭的事情と釣り合わない場合も含む)
恐らく、貴方様としては「効果のない患者」という言葉について①や②を想定し「どんな患者様でも、いつでも、望むならリハビリを行って生活機能の向上に寄与すべきである。最初から効果がないと判断するのではなく、寄り添い工夫して介入すべきだ」とお思いになられたのかと思います。
しかし、私が>>1のさやか様の書き込みを読ませて頂いた時に想定した「効果のない患者」は、①や②ではなく、③でした。
すなわち、すでに十分にリハビリが終わり、患者様においてもニーズが少ない場合です。
そうした患者様に対して、さやか様は以下のように危惧されたのではないでしょうか。
すなわち、「病床稼働を高めるために、ギリギリのところまで、効果のない患者を稼働数を収益を上げるために入院させることが横行する」と。
これを言い換えれば、「治療効果が高い(≒FIM改善が高い)患者は長く入院させ、改善しやすそうな患者は発症からの期間を問わず入院させ。そうでない患者は受け入れず、また、すぐに退院させる」ということです。
もし、そのような意図で厚生労働省が今回の診療報酬を改定したのであれば、非常に由々しき事態であります。
それは、トシマルGT様におかれましても同意はされないと思います。
我々は何のためにリハビリを行うのか。
色んな表現があるかとは思いますが、私なりに言うのであれば「患者様が少しでも実りの多い人生を送るため」となります。
機能回復が少しでもあれば、リハビリをする意味があると私も思います。
患者様が機能回復にかけるお気持ちの切実さを知れば、誰でもそれを手助けしたく思うでしょう。
しかし、そうした患者様の気持ちにつけこみ、「うちはいつでも入院させられるよ。絶対に良くなるよ」と夢を見させ、多額の入院料を払わせ、費用対効果の少ないリハビリを患者様に提供し続けた場合はどうでしょうか。
そのお金と時間を使って、患者様はもっと良い選択肢を選ぶことは出来なかったのでしょうか。
勿論、リハビリをすれば機能改善はするでしょう。リハビリの療法士は少しでも良くなるようにと、真剣に取り組むでしょう。しかし、繰り返すようでありますが、それは患者様の貴重かつ莫大なお金や時間を頂いてまで行う事でしょうか。
一部の本当に親切な回復期病院はこう言うでしょう。
「そのお金と時間を機能回復に使うより、社会復帰という視点ではこういう施設やサービスに利用された方が、あなたの生活と人生は豊かになる可能性が高いですよ」と。
本当にその患者様にとって何が必要か、本当にリハビリが必要なのかを見極めるのは難しい事です。
発症から長期経過後もリハビリが必要なケースが多々あるでしょう。
しかし、そうではない患者様も多く、それにつけこむような回復期病院も多いでしょう。
そうした危惧があり、さやか様はお話になられたのではないでしょうか。
乱文乱筆失礼致しました。
5:ヒーチェ更新日:2020年02月02日 20時11分
申し訳ありません。掲示板テーマとだいぶ話がそれていますね。
マリオ様とさやか様が意図しているディスカッションが出来ない場になってしまっては困りますね。
マリオ様がお持ちの情報以上のものは持ち合わせていないのですが、私の見解としては「回リハ病棟としての実績は引き上げるけど、実績を上げるための裾野は広げましょう」と捉えています。
となると、向かう先は成果主義ですね。そして成果を上げるためには患者様が必要です。病院間連携などでしっかりと患者様を確保できる病棟が生き残っていくのでしょうね。
どちらにしよ、リハビリテーション界隈に関わらず「医療費削減」が叫ばれる中ですので、何かしらに増減はしようと全体としては縮小していくというのが既定路線でしょう。
今後の展開としては
①さらに実績を引き上げて裾野を広げたまま減算していく
②この基準に乗れなかった病床を「回リハ」から外し、ベッド数を削減していく
まあおそらくは後者でしょう。やったときの削減量が多いのは②でしょうし。
で、我々は何をすればいいのか。セラピストによるリハビリテーションが有効であり、尚且つ社会福祉関連の公費削減につながるということを示す必要があるのでしょう。
これは国家単位での費用対効果の話です。たとえば「新薬に金を出すより、回復期リハビリテーション病棟に金を出した方が、社会福祉関連の公費削減につながるだけでなく、国民全体の生産性向上も図れる。」という話です。
これらのことを統合すると、提示すべき答えは「今回の改訂条件を呑んだうえで、さらに大きな成果(実績指数等)を出す」ということのような気がしますが、そうすると次回「やればできるじゃん。じゃあもう少しコンパクトにしてみようか」となりそうな気もしています。
これが出来ないのであれば、政策決定機関の人達に「リハビリテーション界隈の人たちには忖度が必要だよね」という政治力を持つ必要があります。
もしくは公費を頼らないビジネスモデルを構築するか、ですね。
6:マッキー更新日:2020年02月02日 22時57分
対象疾患の条件がクリアであれば、回リハ病棟にいつでも入院可能ということになりますね。
実際、リハ実績指数が開始となって、入院以降の改善をより図るため、より早期からリハ介入するため、発症から回リハ病棟入院までの日数短縮となった経緯があるはずです。
厚労省としても、今後もこの日数が短縮されていくとの予測、かつこの発症から1ヶ月や2ヶ月の条件を排除すれば、現状で入院できなかった患者さんも入院してリハビリ実施が出来る方が出てくるという考えがあるのではないでしょうか。
運営としての数字を考えれば、発症から比較的経過してからの入院で、実績指数が低いと予測されたとしても、アウトカム除外が出来る場合は入院していただき、リハビリ実施できると思われます。
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投稿タイトル:回復期リハビリの対象患者に発症からの期間に係る事項が削除されることについて(令和2年診療報酬改定)
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