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2019.08.26
雑誌「小児リハビリテーション」で好評を得た連載が、一冊にまとまった小冊子「こどもの伸びる力を信じる食事支援」が発刊した。
全4回(創刊号~vol.04)の連載内容に加え、嚥下調整食の作り方・栄養価を高めることができる食品例など、書下ろし巻末付録も収録。「○○してみたけど誤嚥性肺炎が出たから駄目だった」と、安易にこどもの食事を諦めてしまうのではなく、「目の前のこどもにとっての答え」にたどり着くための考え方や知識、工夫が一冊にまとめられている。
「食べるのが苦手だったら飲む方法もある、座るのが苦手だったら寝て食べる方法もある。楽に座れる椅子がある、食べやすく持ちやすいスプーン、フォーク、箸がある、飲みやすいコップ、食器、ストローがある。飲み込むのがどうしてもいやなら、舐めて楽しむ方法も、料理を作って楽しむ方法も、胃から一緒に楽しむ方法もある。必ず目の前の子と家族が笑顔になれる食事の方法がある。誇りをもって食事と共に生きられる方法がある。それを一緒に探す勇敢な冒険家になろう。こんな幸せな役目はない。食事を支援できる私たちはなんと幸せなことか。」
(「こどもの伸びる力を信じる食事支援」本文より)
こどもたちの食事を守ること、それはたった一匙の気持ちを「掬う」ことであるとを学ぶことができる、小冊子「こどもの伸びる力を信じる食事支援」。是非多くの方に手に取っていただきたい。
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