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2019.09.02
有人宇宙システム株式会社(以下、JAMSS)は、宇宙飛行士トレーナーの考案のもと、高齢者など筋力が低下した方でも使えるリハビリ機器『ぷるそら』を開発、2019年8月より発売開始した。
『ぷるそら』は、グリップを握って引っ張ることで筋力やバランス能力の回復を促す機器。本体には固定用のバンドがついているため、手すりやベッド柵など取り付け位置も自由に設定できる。
開発元のJAMSSは、宇宙飛行士のトレーニング指導ノウハウを活用し、「初動から負荷発生・その後の負荷変化がなだらか」、「400gと軽量ながらダイヤル調整で負荷1~3kgの範囲で運動ができる」仕様で開発。理学療法士や作業療法士などの指導の下、使用することを前提としており、介護施設や医療機関などを対象に販売している。
宇宙滞在によって生じる急激な筋肉やバランス能力の低下等を抑制するため、宇宙飛行士のための運動プログラムの開発、指導を実施しているJAMSS。2018年には金井宇宙飛行士の帰還後リハビリテーションの様子が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)よりプレス公開された。(関連記事はこちら)
宇宙医学と高齢者の健康増進。地上でのリハビリテーションに活用される機会が増えることに期待が高まる。
参考:宇宙飛行士トレーナーが考案した高齢者向けのリハビリ機器「ぷるそら」|JAMSS公式HP
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