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2019.01.31
解剖学や運動学、生理学を基に治療を組み立てることは、経験問わず臨床現場において、悩むことが多い。
実際の臨床現場を想定して内容を深めた書籍「臨床現場でよく見る運動器疾患へのアプローチポイント 姿勢・動作・症状の解釈と治療戦略」をBody Pioneer株式会社が編者として出版した。
Body Pioneer株式会社の河合氏は、年間数多くのセミナー開催やリハ特化型デイサービス・訪問看護ステーションの運営を通して、数多くのセラピストと対話を続け、現場の悩みを共有している。だからこそ、この書籍は臨床現場での悩みに向き合うことのできる書籍といえる。
運動器疾患の中で、多くの臨床を経験する下肢が編集され臨床場面で活躍しているセラピストが執筆者のため、治療に活かすことができる工夫点などが、各章で解説されている。
例えば、ST二重束再建術後のリハビリテーションにおいて、術式や治癒過程における治療プログラムが写真や図解でわかりやすく解説されている。若手のみならず、ベテランのセラピストも再確認しやすい内容だ。
この書籍は、ガイドラインや論文などの情報をまとめるのではなく、臨床現場で実際に行っている治療を根拠に基づいた書籍のため、臨床に活かされるのではないだろうか。
■書籍詳細
「臨床現場でよく見る運動器疾患へのアプローチポイント
姿勢・動作・症状の解釈と治療戦略」
2019年1月31日
編者:Body Pioneer株式会社
本体:5,300円+(税)
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