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2018.06.11
厚労省は、高齢社会のさらなる進展への対応から、新たにフレイル予防を目的とした食事摂取の目標量を設定することを検討している。
「日本人の食事摂取基準」は、国民の健康維持・増進、生活習慣病の予防を目的として、可能な限り科学的根拠に基づいた策定を行うため、系統的レビューの手法を活用して検討が進められている。
5月31日に開催された策定検討会では、高齢者のレビューを行う際に考慮する事項として、高齢者の個人差に対応できるように「日常生活動作(ADL)、認知機能別等で摂取基準を示すことについて、レビュー結果を基に検討することとしてはどうか」と方針案が示された。
平成30年度診療報酬改定においても、回復期リハビリテーション病棟入院料1はリハ計画書の栄養項目記載が必須となるなど、リハビリテーションの実施に合わせて個別の栄養管理を行うことが、近年特に重要視されている。
フレイル予防のため明確な基準を持った栄養管理が設けられるか、今後示される検討結果に注目したい。
参考:第2回「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会 資料(厚労省HP)
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