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2018.06.05
身体が不自由な方々にとっては、安全を確保するためにエスカレータの手すりはとても大切であり、場合によっては手すりに掴まるために右側に立ち止まって乗りたい方もいる。しかし、東京では右側を空ける習慣があり、右側の手すりを掴まるため右側に立っていると舌打ちをされることもある。
東京都理学療法士協会は誰もが安全・安心に暮らせる社会をつくる第一歩として、『エスカレーターを止まって乗るアクション』を呼びかけている。
今回、エスカレーターマナーアップ推進委員会委員長の齋藤弘氏にメッセージを頂いた。
活動の一環として、6月23日(土)には、パラリンピックメダリストの成田真由美氏、メディアも含め幅広く活躍している江戸川大学の斗鬼正一氏による基調講演が企画されている。
さらに、パラアスリートであり、一般社団法人日本パラリンピアンズ協会副会長の小日向邦子氏による応援ビデオメッセージも予定されている。
「2年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックの開催時には世界中から多くの方々がいらっしゃいます。『お・も・て・な・し』の国として誰かが誰かを想いやる、そんな社会を本気で作りたいと考えています。」と、同プロジェクト企画運営に携わる理学療法士の小林和樹氏は語る。
2020年の東京に向けて、まずは申込みなく当日気軽に参加ができる、6月23日の「止まって乗るエスカレーター」プロジェクトに参加して、暮らしをみつめる一歩を踏み出してみてはどうだろうか。
企業・団体・行政や地域住民と共に取り組むことで、ノーマライゼーションやバリアフリーの視点が東京に根付く。そして誰もが生活しやすい社会を創るために。
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