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2018.06.13
理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラムの改正に伴い、臨床実習指導者が不足するため学生が実習を受けられなくなる事が危惧されている。
厚生労働省の理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会にて、臨床実習指導者は「厚労省が指定する講習を修了すること」が要件として求められ、平成32年度(2020年4月)入学生から適用する方向性が示されている。
この臨床実習指導者に必要とされる講習会は16時間以上とハードな内容になっている。もちろん、講習を受けるのは実習を現場で指導する臨床に立つ理学療法士等である。そんな中で職場の理学療法士等が、この研修を受講できる環境があるのかが問題視されている。
実習生を受け入れるために必要な、講習会の受講費を職場が負担する必要があるのか?職員が抜けてまでその講習会に職員を受講させることが理解されるのだろうか?様々な視点からこれらの仕組みは現実的ではないという意見が多く挙がっている。
「このままでは平成32年度の学生を受け入れるために必要な臨床実習指導者の確保が間に合わない」と言う危機感を募らせる教員も少なくない。抜本的な解決策を求める声が高まっている。
参考:質問9 臨床実習指導者の養成計画について(日本作業療法士協会HP)
資料:理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会 報告書(厚労省HP)
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