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2017.08.17
理学療法士の吉川 和徳さんが代表を務める一般社団法人福祉用具活用相談センターが、先日の診療報酬の疑義解釈通知を受けて、セミナーを緊急開催します。ご興味がある方は以下詳細をご覧ください。
【概要】
厚生労働省より,「『シーティング』で疾患別リハビリテーション料の算定が可能」である旨の疑義解釈通知が発出され,疾患別リハビリテーションの提供時間内に,「シーティング」を実践することが可能となりました.
また,同通知でシーティングとは,「車椅子上での姿勢保持が困難なため,食事摂取等の日常生活動作の能力の低下をきたした患者に対し,理学療法士等が,車椅子や座位保持装置上の適切な姿勢保持や褥瘡予防のため,患者の体幹機能や座位保持機能を評価した上で体圧分散やサポートのためのクッションや付属品の選定や調整を行うこと」と定義され,実際にどのようなことを行うかも示されております.
そこで今回,理学療法士・作業療法士の方を対象に,「体幹機能や座位保持機能の評価」とは具体的にどのように行うのか,評価の結果に基づく個別の状況に対応できる車椅子やクッション,付属品の特徴や構造はどのようになっているのか,それらのノウハウや道具がない場合はどうすればよいのか,などに関するセミナーを緊急開催させていただくこととしました.
【日時】 平成29年9月8日(金)19:00から21:00
(18:30より受付,シーティング機器展示)
【会場】 板橋地域センター 第2レクリエーションホール(東京都板橋区板橋3-14-15)
都営三田線「板橋区役所前」下車5分
東武東上線「下板橋」下車10分
JR埼京線「板橋」下車20分
【講師】 (一社)福祉用具活用相談センター理事長 吉川和徳(理学療法士)
【定員】30名(先着順)
【参加費】1,000円
【主催】(一社)福祉用具活用相談センター
【後援】豊島病院(区西北部地域リハビリテーション支援センター)
【プログラム】
18時30分から19時00分
シーティング機器の展示,シーティング・コンサルタントによる事例相談会
19時00分から21時00分
○「体幹機能や座位保持機能評価の実際」
座学及び実技のデモンストレーションを通じて,体幹機能や座位保持機能の評価の実際について説明します.
○「個別対応可能な車椅子,クッション,付属品の理解」
車椅子を分解したり,調節したりするデモンストレーションを通じて,評価結果と車椅子の適合方法を理解します.またクッションや付属品の材質や構造について説明し,患者の状態像に応じた選定方法について理解します.
○「ノウハウや道具がない場合の具体的対応」
「評価の概要は理解できたが,明日からすぐに実践できるかわからない」
「車椅子やクッションのことは理解できたが,病院にはそのような道具がないので結局は対応できない」
上記のように,「セミナーは勉強になったけど,臨床では対応できない」ということを多々経験してまいりましたので,今回のセミナーでは,ノウハウや道具がなくても「シーティング」に取り組むことができるシステムについて紹介し,明日からの臨床で実践できる方策について理解します.
疾患別リハとシーティング.pdf (0.51MB)
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