実践的な専門職の養成を目的に、大学制度に新たな教育機関として「専門職大学」及び「専門職短期大学」を創設する改正学校教育法が、参議院本会議にて24日、賛成多数で可決、成立しました。大学制度に新たな教育機関が加わるのは1964年の短大以来、約半世紀ぶりとなります。
改正学校教育法には、実践的かつ応用的な能力を育成するための実習の強化や、実務を行える教員の積極的任用、そして、課程修了者には、文部科学大臣が定める学位を授与することなどが盛り込まれています。
今後、文部科学省が具体的な設置基準を定め、2019年4月1日から施行される予定です。
理学療法士の敎育課程については、日本では3年制となっており、諸外国をみると殆どが4年制、アメリカやカナダは6年制となっています。理学療法士の活躍が多岐になっていることから、敎育の充実および実践力が求められているなか、この改正学校教育法の動向が大変注目されます。
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