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2016.04.11
病気や事故で呼吸不全に陥り、人工呼吸器をつけた患者の自力で排出できない痰を定期的に取り除く「自動たん吸引器」が九州保健福祉大(宮崎県延岡市)と同県内の2企業が共同開発し、注目が集まっている。
従来の自動たん吸引器は、挿管チューブに未対応、全ての人工呼吸器装着患者に使用できない、緩徐吸引式なので十分な痰の除去が行えないなど課題が多く残されていた。今回、これらの課題を克服した自動たん吸引器が開発されたことで、人工呼吸器を取り外さず安全・安楽に除去できるようになり、多くの人工呼吸器装着患者及び医療従事者の負担軽減が期待される。
開発者はPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構) の認可取得後はASEANなど国外での普及、また将来的には在宅医療用の開発も検討している。
関連資料:人工呼吸器の換気に同期した 自動痰除去システムの 開発・事業化 (PDF) MEDIC HP
東九州メディカルバレー構想HP:総合特区事業「気道内圧に同期した自動痰除去システムの開発」の実施について
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