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2015.08.28
スマートフォンやタブレットを使って、身近な人に認知症の疑いがあるかどうかを判定できる無料のアプリ「認知症に備えるアプリ」の開発を、NPO法人「オレンジアクト」が発表した。簡単な質問に答えることで調べられ、その正確性は90%を超えるとされており、Android版、iOS版それぞれの提供が始まっている。
アプリでは、判定したい人の年齢や住所、同居の有無などを入力することで質問が始まる。「同じものを買ってくる」や「お金の計算ができない」など、認知症が疑われる人がしやすい行動がイラスト付きで出題され、7問を終えると結果がわかる仕組みだ。利用者は対象者の状態を、「いつもある」「ある」「たまにある」「ない」の4択で回答する。
本アプリは大田区3医師会が発表する認知症チェックの方法(大田区3医師会方式)であり、感度は93.9%・特異度は82.1%となっている。 「疑いあり」の結果が出た場合に、近くの認知症対応可能な病院や地域包括支援センターの連絡先を紹介する機能がある。「疑いなし」の場合は、近くの任意後見人の無料相談窓口の情報を得ることが可能であり、その方に応じて最適な地域の有益な情報提供がされるのも魅力だ。
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