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2014.07.03
京都大学青山研究室は変形性膝関節症のlateral thrust(側方動揺)の治療に注目したJapan Thrust Contestを9月に開催する。
国民病である変形性膝関節症はレントゲンにて診断されるが変形性膝関節症の主要な問題である膝関節痛は、レントゲン上の重症度や内反膝よりも歩行時の過剰なlateral thrust(側方動揺)と関連するとされている。さらに,lateral thrust(側方動揺)の出現は変形性膝関節症進行のリスクを4倍に高める等病態レベルにおいても重要な危険因子と認識されている。そこで,変形性膝関節症のlateral thrust(側方動揺)を減弱,あるいは消失するための治療戦略を確立するためlateral thrust(側方動揺)に注目したコンテストが開催されるという。現在、発表・聴講希望者を募集している。
Japan Thrust Contestはどのように競い合うの?
全国から3人一組とするチームで個々の主観をできるだけ排除し,最善の治療方法をプレゼンテーションで競い合う。審査は治療により「歩行時のスラストが改善したのか」という点を介入前後の歩行ビデオ動画と各チームのプレゼンテーション内容から判断される。
大規模研究に展開される可能性も!
Japan Thrust Contestを通じて優秀な功績をあげたものには、今後の変形性膝関節症を対象とした介入試験時の治療として組み込まれ大規模研究に発展する可能性もあるという。
京都大学青山研究所とは!
京都大学青山研究室(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻リハビリテーション科学コース理学療法学講座の一つである研究室)は、現在は変形性膝関節症の病理、疫学、治療法の開発などを研究している。
案内:Japan Thrust Contestの案内(PDF)
facebook:Japan Thrust Contest in Kyoto University
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