脳卒中などの脳血管疾患および整形疾患患者の上肢リハビリテーションとして注目を集めているるIVES( 随意運動介助型電気刺激装置)としてパシフィックサプライ(株)・川村義肢(株)よりMUROソリューションとして開発販売された。軽量コンパクト化が実現され、最大出力で連続8時間稼動となっている。
MUROソリューションのMUROは「ミューロ」と読む。Muscular Atrophy(筋萎縮の改善)という意味の英語からの造語から名付けられた。kawamuraグループは短下肢装具
ゲイトソリューションやゲイトソリューションデザインを開発しているが、上肢へのリハビリテーションに対する機器の必要性を臨床現場において強く感じたと言う。
3年程前に上肢リハビリ専門分野で著名な慶應義塾大学医学部講師 藤原俊之先生よりIVES( 随意運動介助型電気刺激装置)と手関節装具を組み合わせた装置の新たな開発がスタートした。
特徴及び機能
MUROソリューションは、随意運動介助型電気刺激装置(Integrated Volitional control Electrical Stimulator:IVES)と呼ばれる特許技術を採用した低周波治療器。筋電検出機能を装備し、検出した筋電量の大きさに対応した電気刺激量を制御する。これにより、随意運動に合わせた低周波出力がおこなえ、リハビリテーションを効果的に実施出来る。
本体ユニットの軽量コンパクト化を図り、上腕部に装着しても負担にならない大きさと軽さを実現。電源についても、最大出力で連続8時間稼動できるように、小型で大容量のリチウムイオン電池を採用している。
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パシフィックサプライ:MUROソリューション
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販 売 名:MUROソリューション
◇一般的名称:低周波治療器
◇ク ラ ス 分 類: 管理医療機器/特定保守管理医療機器
◇認 証 番 号:223AKBZX00201000
◇効能及び効果: 経皮的に鎮痛や筋萎縮改善に用いる神経及び筋刺激装置
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MURO ソリューションは、早稲田大学人間科学学術院村岡慶裕准教授の発明と指導をもとに、慶應義塾大学リハビリテーション医学教室・理工学部牛場研究室の協力のもと開発された製品。
Muraoka Y, et.al.:EMG-controlled hand opening
system for hemiplegia., Proc. 6th Vienna International
Workshop on Functional Electrostimulation: 255-258(1998)