日本では、スポーツ分野での理学療法士の活躍が少しずつ広がり始めています。しかし、プロのスポーツチームに専属で理学療法士がつき、アスリートのリハビリテーションやパフォーマンス向上に関わる環境は、まだ限られています。
スポーツ先進国とされる欧米などの国々では、各チームに専属の理学療法士がいることが多く、アマチュアチームでも活躍できるため理学療法士がアスリートに対するケアに専念しやすい環境が整っている傾向にあります。日本の理学療法士が海外へ挑戦することは、スポーツ分野でキャリアを築くにあたり、多くの学びが得られる機会といえるのではないでしょうか。
その一方で、海外で働くには言語や文化の壁、異なる医療制度、生活コストや給与面など、さまざまなハードルがあります。特に理学療法士としてのキャリアを築きながら異文化に適応することは簡単ではなく、日々の業務と並行してコミュニケーション力や現地の習慣に対し理解を深める必要があります。
それでもなお、プロのアスリートに直接関わることで得られるやりがいや、スポーツ医学や運動分析に関する最新の研究・知見に触れることができる点は、理学療法士にとって大きな魅力であるともいえます。
そこで今回、ドイツで活躍する理学療法士の清水遼さんをゲストにお迎えし、「海外で働く理学療法士としての魅力と苦労」についてお話しいただく座談会を開催します。
清水さんは日本で理学療法士資格を取得後、病院へ就職。海外で働く目標を叶えるため縁のあったドイツに渡り、サッカーチームで社会人インターンシップをしながら経験を積み重ねてきました。
その後ドイツの理学療法士免許に書き換えを行い、現在はドイツ現地のクリニックに勤めながら、スポーツチームの帯同をしており、ドイツ徒手療法の勉強にも取り組まれています。
清水さんには、海外で理学療法士としてキャリアを築くに至った実体験や、現地で感じる日本との違い、そして国際的な舞台で活躍するために乗り越えた困難や日々の努力について赤裸々に語っていただきます。後半は、参加者の皆さまからの質問に対してお応えいただく予定です。
日本に留まらず、視野を広げて自分の専門を磨き続けたい、国際的な舞台で活躍に関心をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。
■ 座談会概要
開催日時:2024年12月14日(土) 20:00〜21:30
形 式:Zoomミーティング
参 加 費 :無料
申込方法:公式LINEへご登録後、「座談会オープンチャット」にご参加ください。当日のZoomリンクは「座談会オープンチャット」にてご案内いたします。(当日、開始時間まで申込可能)
※後日レポート記事を公開予定です。