2025年5月29日から東京で開催される世界理学療法連盟学会の、フォーカスシンポジウム(Focused symposia)のプログラムが公開された。
提出されたプログラムは過去最多であり、164件が提出され、39カ国・地域から93名の講演者による24のフォーカスシンポジウムが予定されている。
World Physiotherapyの大会プログラム委員会(CPC)の委員長であるキャサリン・ジョイ・エスクアドラ(Catherine Joy Escuadra)氏は、フォーカスシンポジウムの公開に合わせて、次のようにメッセージを寄せている。
「私たちは、多くの提案の幅広さと質の高さに大変満足しています。東京で開催される重点的なシンポジウムは、真にグローバルな視点と、世界中の理学療法士が今直面している専門的な課題を表すと思われる内容を兼ね備えています。フォーカスシンポジウムは、その分野の専門家の話を聞き、特定の分野についてのユニークな世界的理解と見識を得る絶好の機会です。CPCは、World Physiotherapy Congress 2025の確定した最初のプログラムを発表できることに興奮しており、適切で革新的なコンテンツでさらに発展させることを楽しみにしています。」
引用:World Physiotherapy. press release
フォーカスシンポジウムでは、国際的かつ多様な視点から最先端の関連トピックを探求する中核的なセッションが数多く企画されており、日本人による講演も予定されている。
世界理学療法連盟学会2025への参加登録は9月から開始される予定。日本理学療法士協会の会員は、約25%割引の会員価格が適応される。(*当日の参加登録は会員価格が適応外)
(以下、フォーカスプログラムを一部抜粋)
■ デジタルヘルスとデータ:機会と課題
Chair: Mark Merolli (Australia)
Speakers: Naoki Akiyoshi (Japan), Corelien Kloek (Netherlands), Felipe Reis (Brazil)
■ リハビリテーション2030に向けて:人材育成ツール
Chair: Rachael Lowe (United Kingdom)
Speakers: Larisa Hoffman (United States), Martina Lukin (Georgia), Yara Peterko (Austria)
■ 理学療法教育、政策、実践における健康リテラシー
Chair: Marie-Louise Bird (Australia)
Speakers: Romany Martin (Australia), Rhodaline Okai (Ghana), Meredith Yeung (Singapore)
■ 女性の健康:臨床および教育現場に影響を与えるための課題
Chair: Sonia Roa-Alcaino (Chile)
Speakers: Faizah Abdullah Djawas (Indonesia), Cristine Homsi Jorge (Brazil), Ayako Yamamoto (Japan)
■ 重篤な治療およびそれ以降の身体リハビリテーションの試験
Chair: Marike van der Schaaf (Netherlands)
Speakers: Sabrina Eggmann (Switzerland), Hajime Katsukawa (Japan), Anastasia Newman (Canada)
■ リハビリテーション2030:地域の状況に合わせたプログラムの実施
Chair: Simone Dorsch (Australia)
Speakers: Lilian Carvalho (Australia), Simta K.C (Nepal), Kathiravan Tangaraju Anthony (Malaysia)
■ ランニングは関節の健康維持に役立ちますか?
Chair: Jean-Francois Esculier (Canada)
Speakers: Manuela Besomi (Australia), Yuichi Takata (Japan)
引用・参考
◾️First sessions for World Physiotherapy Congress 2025 announced(world physiotherapy HP)
◾️Focused symposia(world physiotherapy HP)
◾️World Physiotherapy Congress 2025(日本理学療法士協会HP)