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2024.08.21

【スポーツ庁】ライフパフォーマンスの向上へ、検討会が中間報告

7月9日、スポーツ庁は「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査検討委員会の中間取りまとめ」を公表した。



スポーツ庁では、令和5年8月に「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進について」を取りまとめ、性別、年齢、障害の有無等にかかわらず多様な人々がライフパフォーマンスの向上に目指し、目的を持った運動・スポーツを実施できるようにするため、様々な取組を推進している。

同庁は、ライフパフォーマンスについて、積極的に情報発信していくため、、スポーツ科学、医学、健康科学、リハビリテーション学、心理学、薬理学、経済学、地球惑星科学など様々な分野の学識経験者・専門家から構成される検討委員会を設置し、実態・ニーズ調査を実施。今回ライフパフォーマンスについて、具体的かつわかりやすく記載した中間報告を取りまとめた。



ライフパフォーマンスの要素とは

そもそも、ライフパフォーマンスとはどういう意味なのか?

スポーツ庁は、ライフパフォーマンスとは「困難な状況に陥ったとしてもそれを乗り越える力であり、それぞれのライフステージにおいて、環境変化や加齢等に心身機能を適応させながら、個々の課題解決や目標達成に向けて発揮できる能力」としている。

ライフパフォーマンスの向上を目指すことは、心身の健康の保持増進はもとより、QOLを高めることなど、Well-beingの最大化に資するものと示している。

中間報告では、様々な分野からみたライフパフォーマンスに関連する観点と要素についてもまとめられている。ライフパフォーマンスは、身体的要素・心理的要素・環境要因に分けられ、人生100年時代における、個人のwell-beingやQOLを上げることに寄与すると記されている。



この中間取りまとめは、今後の取組の方向性を示す重要な指針であり、多様な人々がそれぞれのライフステージにおいてライフパフォーマンスを向上させ、QOLやWell-beingの最大化を図るための土台となるものといえる。

スポーツ庁は、引き続き、運動・スポーツの実践を通じて、国民全体の健康増進とWell-beingの向上に向けた取組を強力に推進していくとしている。


検討委員会委員:
川村 顕(早稲田大学)、久木留 毅(独立行政法人日本スポーツ振興センター)、工藤 和俊(東京大学)、久野 譜也(筑波大学)、鈴木 秀典(日本医科大学)、関根 康人(東京工業大学)、玉置 龍也(横浜市スポーツ医科学センター)、津下 一代(女子栄養大学)、前田 慶明(広島大学)、山下 大地(独立行政法人日本スポーツ振興センター)
※五十音順、敬称略

事務局:
公益社団法人 日本理学療法士協会

引用・参考文献
◾️ Sport in Lifeプロジェクト(スポーツ庁HP)
ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査検討委員会 中間取りまとめ~ライフパフォーマンスについて~
 ・本文(PDF)
 ・概要(簡易版)(PDF)
 ・概要(詳細版)(PDF)

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