厚生労働省は、令和6年度の診療報酬改定における基本方針(骨子案)に「医療従事者の人材確保や賃上げに向けた取り組み」を重点課題として明記した。
医療分野では依然として賃上げが遅れている状況にある中、医療従事者の賃上げが第一に記載されたことは朗報である。一方で、財政制度等審議会(財務省の諮問機関)では、診療報酬の改定率をマイナスにすべきだとしている。このため、医療従事者の賃上げのための原資となる予算確保に向けて、激しい折衝が行われている。今後、12月中に診療報酬の改定率が示される見込みとなっている。
引用:第171回社会保障審議会医療保険部会(厚生労働省HP)
【資料1-1】令和6年度診療報酬改定の基本方針(骨子案の概要)
【資料1-2】令和6年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)
厚生労働省より公開された資料に合わせて、PT-OT-ST.NETの診療報酬改定特設サイトも情報掲載を進めています。制度改定に向けた準備にご活用ください。