11月29日、医療関係18職能団体が集まるチーム医療推進協議会は、武見敬三厚生労働大臣に対し「医療関係職種の賃金引き上げを求める要望書」を提出した。
厚生労働省に訪問した上田克彦氏(チーム医療推進協議会 代表)、斉藤秀之氏(日本理学療法士協会 会長)、高橋弘枝氏(日本看護協会 会長)は、武見厚労大臣に対し「医療業界は他の全産業に比べて賃金が低いという問題を抱えており、格差の解消が求められている」ことなど実態を説明。医療関係職種の賃金引き上げが可能となるよう、令和6年度診療報酬改定において必要な改定率が確保されるように要望した。
武見厚生労働大臣は、「医療業界の賃金が全産業平均より低い状況は承知している」と回答し、この格差を縮めるための賃上げの必要性について理解を示した。また、「国民の医療サービスの質を保つためには、医療従事者の確保が不可欠である」としたうえで、「医療DXを推進し、業務改善も図りながら一緒に頑張りたい」との考えを示した。
要望書の提出後には、厚生労働省内で報道機関向けの会見が開催され、予定時間を超える質疑応答があった。
引用:【緊急】武見厚生労働大臣に医療関係職種の代表として賃上げ要望書を提出(チーム医療推進協議会HP)