厚生労働省は、地域包括ケアを進める際に生じる様々な課題を解決するための実施方法やポイントについて取りまとめた支援パッケージ「地域づくり支援ハンドブック vol.1」を公開した。
同資料は、市町村が介護予防・日常生活支援総合事業等を活用した地域づくりに関する取組を進める趣旨や方法をわかりやすく体系立てて整理。
総論では地域づくりの軸となる本質的な視点に加え、支援者が持つべき視点や実際の対話イメージなどを掲載。総合事業の見直しプロセスでは、STEP1〜7の問いにより仮説と検証を繰り返しながら、総合事業の見直しを進める実践手法やそのためのデータ活用の視点が紹介されている。
各論では多くの市町村が課題を抱える5つのテーマについて、よくある問いを基に解説するとともに問いかけ例を示し、支援者と市町村が対話を深めながら地域づくりを進めるためのツールとして活用できるような構成となっている。
市町村が介護予防・日常生活支援総合事業の理解を深めつつ、施策の企画・立案を進めるための参考ツールとして活用が期待される。
引用・参考:
■ 介護保険最新情報vol.1152(支援パッケージ(地域づくり支援ハンドブックvol.1)について)(厚生労働省HP)
■ 地域づくり加速化事業の実施について(厚生労働省HP)
■ 厚生労働省 老人保健健康増進等事業 都道府県による市町村支援に活用するための支援パッケージ策定に係る調査研究(株式会社TRAPE HP)