国会議員で構成する「リハビリテーションを考える議員連盟」は5月30日、リハビリテーション専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の給与水準の引き上げ等について加藤勝信厚生労働大臣に要望した。
提出した要望書では、リハビリテーション専門職の課題として下記項目について対応を求めた。
<要望内容:概要>
1.産業界の給与水準引き上げと同様のリハ専門職の給与水準の引き上げ
2.給与水準引き上げのためトリプル改定を異次元の改定率に
3.公定価格引き上げによる増収が給与に反映される仕組み作り
4.急性期リハにおける人員配置や訪問リハの提供体制を強化
5.保健所、地域包括支援センター、子育て世代包括支援センター、児童発達支援センター等へのリハ専門職の配置
6.卒後研修修了者など質の高いリハ専門職に対する処遇改善
7.リハ専門職の労働環境改善
理学療法士であり参議院議員の、田中まさし議員は「リハ議連から大臣への申し入れは延べ23名の国会議員にご出席いただきました。非常に多くの議員本人出席をいただけたことは、リハビリテーションに対する期待が大きいことの表れです。」と説明。
田中まさし議員は、「複数の国会議員から大臣に対して『リハビリテーションは今後の日本において重要な職種になるので是非とも処遇改善・地位向上のためにご尽力いただきたい』との発言をいただいています。これはリハ専門職の皆様が日頃から国民のために努力してくださっていることが認められたということです。今後もリハ専門職の役割や待遇が制度に反映されるよう全力で努めてまいります。」と述べている。
引用・参考:田中まさしホームページ 活動報告