ソーシャルアクション「エスカレーターマナーアップ」に関する、子どもたち向けの教材が完成、21日に披露された。
同資料は、「エスカレーターを歩かずに止まって乗りたい人がいる」ことについて理解が深まるように、子どもたち向けとして漫画仕立で制作。エスカレーターにはさまざまな理由で「止まって乗りたい」人がいることや、急いで歩くと他の利用者とぶつかる危険性があることが紹介されている。
「エスカレーターマナーアップ」に取り組む、東京都理学療法士協会の齋藤弘さんは、今回の教材について「子ども向けの啓発イベントは、これまでも断片的に行ってきました。そのような経緯がある中で今回は、ルールやマナーが重視される社会の中で ”新たな当たり前” を作るための発想の一つとして、漫画仕立ての教材を制作しました。これによって、子どもが学んだことを家庭や大人と共有する機会を提供することを狙いとしています。さらには、子どものうちから道徳観や文化的な価値観が少しずつ変わっていくことを期待しています。」と思いを寄せている。
”子どもたちの気づきで、さまざまな事情を抱えた人への理解や思いやりにつながってほしい” と願いの込められた子ども向け教材。
今後、理学療法士や教員らで作るグループでは、全国の小学校の授業などで活用できる資料や動画をホームページ上で公開することを予定している。
引用・資料提供:
■ エスカレーター止まって乗りたい人がいる 子ども向け教材完成(NHK 首都圏 NEWS WEB)
■ エスカレーターマナーアップ推進委員会 Facebook
■ 東京都理学療法士協会 エスカレーターマナーアップ推進委員会(HP)