日本理学療法士協会は、国民向けに制作している理学療法ハンドブックの新シリーズとして「変形性股関節症」「転倒予防」をテーマとした冊子を発刊した。
「変形性股関節症」では、自身の身体状況を10項目の質問から振り返る ”股関節のセルフチェック” を紹介。
変形性股関節症の予防や進行を緩やかにすることを目的とした、自宅でできるストレッチや筋肉トレーニング、股関節に負担をかけない生活の工夫などが具体例とともに記載されている。
「転倒予防」では、転倒と要介護の関連や転倒の要因について疫学調査等を基に、図やイラストを交えながら分かり易く説明。
転倒リスク評価と合わせて、転倒予防のトレーニング方法や生活環境(環境要因)に対するリスクマネジメント等、転倒予防に効果的な知識や行動を伝えている。
本冊子は日本理学療法士協会のホームページから閲覧・ダウンロードが可能。また、利用者から要望も多く寄せられたことから
配布用の冊子請求にも対応している。
介護予防推進キャンペーン、公開講座、保健事業、各地域の健康教室や通いの場など、国民を対象とした活動等で広く活用され、国民の健康増進に寄与することが期待される。
「理学療法ハンドブック」シリーズ一覧
引用・参考:[理学療法士を知るツール]理学療法ハンドブック(日本理学療法士協会HP)