日本理学療法士協会は、国民向けに制作している理学療法ハンドブックの新シリーズとして「産業分野の予防」「小児」をテーマとした冊子を発刊した。
「産業分野の予防」では、労働力の確保や生産性の維持・向上が重要視されるなか、産業保健分野を支える理学療法士の活動機会が増えてきていることを紹介。
産業衛生の3管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)の視点から、職場で実践することができる予防活動の事例が、具体例とともに記載されている。
「小児」では、小児疾患それぞれによって生じる機能の障がいに加えて、発達時期を考慮した支援が重要であることを、図やイラストを交えながら分かり易く説明。
新生児集中治療室(NICU)における関わりから、児童発達支援、特別支援教育、通常学級、就労支援へと、理学療法士などの専門職がライフサイクルに応じたサポートを行い、子ども達の健やかな成長を支援していることを伝えている。
本冊子は日本理学療法士協会のホームページから閲覧・ダウンロードが可能。また、利用者から要望も多く寄せられたことから
配布用の冊子請求にも対応している。
「理学療法ハンドブック」シリーズ一覧
引用・参考:[理学療法士を知るツール]理学療法ハンドブック(日本理学療法士協会HP)