無印良品とファブラボ品川は協業のもと、日常生活をより快適に送れるよう、無印良品の既存商品に追加できる「拡張パーツ」を3Dプリンタで作れるサービス「3Dプリンタ工房」を開始した。
ファブラボ品川は、「作業療法士のいるファブラボ」として、3Dプリンタで自助具をつくる活動などに取り組んでいる団体。今回は、無印良品の製品をもう一歩、ユーザーに近づけるため「拡張パーツ」を作成、提供する。
プレスリリースでは、製作例として、上げ下げしやすいファスナーフックやプラグを抜きやすいツマミを紹介。商品購入のニーズに合ったものを製作し、販売するとしている。アイディア次第で、無印良品の製品がより一層使いやすくなりそうだ。
同事業では、良品計画の製品100%の再利用材で製造したフィラメント (3Dプリントのための素材) を使用。良品計画は、全社でサステナブルな社会を目指すものとして、製品回収・再利用の取り組みを進めており、今回の取り組みもそのひとつに位置付けられているという。
3Dプリンタでつくる自助具プラットフォームを持つ「ファブラボ品川」は、「つくるひとをつくる、つくる場所をつくる」という各地のファブラボで実践されているフィロソフィーのもと、道具を作成、提供するだけでなく、多くの仲間たちと活動そのものの拡大を目指している。
店舗が地域のコミュニティセンターとなり地域の活性化に貢献することを目指す「無印良品」と、ちょっとしたモノづくりから暮らしを豊かにする「ファブラボ品川」の魅力的なコラボレーション。
「3Dプリンタ工房」は、関東最大級店舗「無印良品 板橋南町22」店の4階の1コーナーに開設中。
引用・参考
「無印良品 板橋南町22」店にて株式会社良品計画とファブラボ品川の協業がはじまりました.(ファブラボ品川HP)
都内生活圏に大型路面店出店で生活の基本を担い、生活者と共に地域活性化を目指す 11/17(木)オープン 関東最大級店舗「無印良品 板橋南町22」(株式会社良品計画HP)