奈良県川西町、株式会社PREVENT、NPO法人川西スポーツクラブの三者は協力のもと、eスポーツを活用したフレイル予防の効果検証事業を開始することを発表した。
同事業では、奈良県川西町にてジュニア世代からシニア世代まで運動機会を提供する川西スポーツクラブとPREVENTにより「川西eスポーツコンソーシアム」を形成。eスポーツのシニア世代に対する身体的ならびに認知的フレイル予防効果、精神心理機能への変化を実証事業にて検証する。
募集案内によると、同事業では「60歳からのしんどくないeスポーツ教室」を令和4年11月下旬から令和5年2月中旬まで開催。本教室では 60 歳以上の方を対象に、比較的操作が簡単なテレビゲーム(Nintendo Switch ソフト「太鼓の達人」「Switch スポーツ」)で参加者の「イキイキ度」の維持・改善に繋がるかを検証するとしている。
eスポーツは近年、性別・世代を超えて楽しめるといった特徴からシニア世代にとって健康増進に繋がる新しいコンテンツとして注目を集めており、既にいくつかの自治体では介護予防施策の一つとして取り入れられている。
同事業で、eスポーツによるフレイル予防効果や実行可能性が検証され、今までにない新しい介護予防事業モデルの構築へ一助となることが期待される。
引用・参考
■奈良県川西町にてeスポーツを活用したフレイル予防の効果検証事業を開始(PREVENT社HP)
■大和平野中央田園都市構想推進のための事業募集の採択結果について(奈良県HP)
■eスポーツを活用したフレイル予防の効果検証事業を開始します(奈良県川西町HP)