日本理学療法士協会は、国民向けに制作している理学療法ハンドブックの新シリーズとして「栄養・嚥下」「肩関節周囲炎」「在宅での危険予防」をテーマとした冊子を発刊した。
「栄養・嚥下」では、オーラルフレイルの予防を目的とした知識や運動をイラストを交えて紹介。摂食嚥下機能のセルフチェックや栄養の摂り方など、食事バランスの改善と適切な運動の重要性を伝えている。
「肩関節周囲炎」は、3つの病期(炎症期、拘縮期、寛解期)の症状経過と、病期に応じた医学的治療について記載。炎症期と拘縮期の痛みの違いなど、肩を動かす際の注意点をふれた上で、病期に応じたセルフエクササイズや生活環境の工夫などを紹介している。
「在宅での危険予防」では、意外と多い ”家の中での事故" を予防する観点から「自宅内の危険スポット」を紹介。屋内事故の多発エリアとして知られている居室や台所、廊下、階段、玄関などについてリスク回避のポイントを伝えている。
本冊子は日本理学療法士協会のホームページから閲覧・ダウンロードが可能。また、利用者から要望も多く寄せられたことから
配布用の冊子請求にも対応している。
「理学療法ハンドブック」シリーズ一覧
引用・参考
1)[理学療法士を知るツール]理学療法ハンドブック(日本理学療法士協会HP)
2)【理学療法ハンドブック】新たに3刊を発行しました(日本理学療法士協会HP)