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2022.04.28

1万人のママへ、産前・産後の身体トラブルアンケート、理学療法士等が呼びかけ

理学療法士、医師等の有志が中心となり「産前・産後におけるお母さんの身体トラブル」についてアンケート調査の協力を呼びかけています。

妊娠中出産後の母体の身体トラブルを明らかにするため、「#1万人ママの声を聞かせて」アンケートを2022年4月30日から5月15日の期間で実施。

得られたアンケート結果をもとに、「母子手帳の産後健診時の母体身体トラブルに関する項目追記」について、厚生労働大臣はじめ国会議員へ要望し、必要にして産前・産後における身体トラブルのサポート体制を充実させたいと考えています。

お母さんの身体トラブルは後回し。。

妊娠から出産まで胎児はどんどん成長し、お母さんの体も大きく変化していきます。

お母さんは身体の悩みを抱えても、どうしても赤ちゃんのことが優先になり、自分の体のケアは後回しになってしまい、妊娠や出産時に身体トラブルを抱えるお母さんも少なくありません。

一方で、出産前後に関わる身体トラブルの調査はあまりありません。そのため、産前・産後に母体に起こる身体トラブルを明らかにすることは重要です。

「リハビリ小委員会」がアンケート実施のキッカケ

このアンケートは、自民党の厚生労働部会「リハビリテーションに関する小委員会」で理学療法士の山崎愛美さん、産婦人科医師の善方裕美先生が、妊娠中出産後の身体トラブルに関して発表を行ったことがきっかけでした。多くの国会議員が母子トラブルについて課題を認識し、注目を集めました。

一方で、これらの問題を解決する政策に実現させるためには、女性が抱える諸問題との関連性に関するエビデンスが不足していました。

そこで、NPO法人ReMindの代表である理学療法士の河合麻美さんは「一刻も早く解決しなければいけない。注目が集まる今だからこそ大規模なアンケート調査を実施して要望書を提出したいと考えた」といいます。