第34回大阪府理学療法学術大会は、研究を始めるきっかけを探している方や、抄録の書き方に悩んでいる方向けに手引きを作成。学会ホームページ上でPDF資料を無料公開した。
「臨床研究の第一歩」では、臨床疑問 (Clinical Question) を持つことの重要性や、その疑問を
PICOにあてはめて考えてみるなど、臨床研究へ一歩を踏み出す上で参考となる情報を紹介。
「抄録作成の手引き」は、症例報告、研究報告それぞれについて、抄録作成のポイントを解説。募集要項の確認から演題登録の手続き完了に至るまで、Step毎にチェック項目が示されており、抄録を書いたことがない方でも、一つひとつ確認しながら進めることができるよう配慮されている。
同学会の松木明好大会長は「あなたの臨床は誰かの研究の上に成り立っています。あなたの研究報告・症例報告はきっと誰かの役に立ちます。是非、その文脈を体験してみてください」とメッセージを送っている。
抄録作成、臨床研究の手引きとして参考になるPDF資料は、第34回大阪府理学療法学術大会ホームページより閲覧が可能。
参考・引用:
1)抄録の書き方、はじめての学会の楽しみ方(第34回大阪府理学療法学術大会HP)
2)EBPT用語集 PICO(日本理学療法学会連合HP)