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2022.01.14

【2022年度診療報酬改定】これまでの議論を整理、改定項目が徐々に明らかに



1月14日に開催された中医協・総会をもって「2022年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」が固まり、厚生労働省ホームページに公開されました。同資料では、診療報酬改定の具体的な見直し項目が示されています。


以下にリハビリテーションに関わる部分を抜粋した一部を掲載します。ご参照ください。


Ⅰ-3医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価
(10)特定集中治療室以外の治療室においても、患者の入室後早期から離床に向けたリハビリテーション等の総合的な取組を行っている実態及びその効果を踏まえ、早期離床・リハビリテーション加算の対象となる治療室を見直す。

(11)特定集中治療室等に入室した患者に対して、早期から離床に必要な取組を行うことを更に推進する観点から、早期離床・リハビリテーション加算における職種要件を見直す。

(12)患者の早期離床及び在宅復帰を推進する観点から、早期栄養介入管理加算の対象となる治療室及び評価の在り方を見直す。

(15)地域包括ケア病棟に求められる役割に応じた医療の提供を推進する観点から、地域包括ケア病棟入院料の要件及び評価の在り方を見直す。

(16)地域包括ケア病棟について、一般病床及び療養病床の入院患者の特性の違いを踏まえ、地域包括ケア病棟入院料の要件及び評価の在り方を見直す。

(17)重症患者に対する効率的・効果的なリハビリテーションの提供を更に推進する観点から、回復期リハビリテーション病棟入院料の評価の在り方を見直す。

(18)回復期リハビリテーションの提供体制の充実を図る観点から、回復期リハビリテーション病棟入院料について、回復期リハビリテーションを要する患者の状態として、「急性心筋梗塞、狭心症の発作若しくはその他急性発症した心大血管疾患の発症後又は手術後の状態」を追加する。

(19)患者のニーズに応じたリハビリテーションの提供を推進する観点から、特定機能病院において実施するリハビリテーションについて、新たな評価を行う。


Ⅰ-6 質の高い在宅医療・訪問看護の確保
(12)医師の指示に基づき、医療的ニーズの高い利用者に対する理学療法士等による訪問看護が適切に提供されるよう、理学療法士等が訪問看護の一環として実施するリハビリテーションに係る訪問看護指示書の記載欄を見直す。

(20)質の高い在宅歯科医療の提供を推進する観点から、以下の見直しを行う。
②在宅歯科医療における在宅患者訪問口腔リハビリテーション及び小児在宅患者訪問口腔リハビリテーションの対象患者及び評価を見直す。


Ⅱ-2令和3年11月に閣議決定された経済対策を踏まえ、看護の現場で働く方々の収入の引上げに係る必要な対応について検討
※本項目については、別途、諮問・答申を行う。


Ⅱ-5業務の効率化に資するICTの利活用の推進、その他長時間労働などの厳しい勤務環境の改善に向けての取組の評価
(1)医療機関における業務の効率化・合理化の観点から、カンファレンスの実施等の要件を見直す。


Ⅲ-2 医療における ICT の利活用・デジタル化への対応
(5)施設において療養を行っている患者に対する情報通信機器を用いた医学管理について、新たな評価を行う。

(9)データに基づくアウトカム評価を推進する観点から、データ提出加算に係る届出を要件とする入院料の範囲を拡大する。

(12)外来医療、在宅医療及びリハビリテーション医療について、データに基づく適切な評価を推進する観点から、生活習慣病管理料、在宅時医学総合管理料、疾患別リハビリテーション料等を算定する場合におけるデータ提出に係る新たな評価を行う。


Ⅲ-3 アウトカムにも着目した評価の推進
(2)質の高いリハビリテーションを更に推進する観点から、標準的算定日数を超えてリハビリテーションを行う場合における疾患別リハビリテーション料の要件を見直す。

(3)医学的な理由により頻回のリハビリテーション計画書等の作成が必要な場合において、質の高いリハビリテーションを推進しつつ事務手続の簡素化を図る観点から、疾患別リハビリテーション料におけるリハビリテーション実施計画書に係る要件を見直す。

(4)データに基づくアウトカム評価を推進する観点から、データ提出加算に係る届出を要件とする入院料の範囲を拡大する。(Ⅲ-2(9)再掲)

(5)外来医療、在宅医療及びリハビリテーション医療について、データに基づく適切な評価を推進する観点から、生活習慣病管理料、在宅時医学総合管理料、疾患別リハビリテーション料等を算定する場合におけるデータ提出に係る新たな評価を行う。(Ⅲ-2(12)再掲)


Ⅲ-4-6小児医療、周産期医療、救急医療の充実
(1)小児に対する継続的な診療を一層推進する観点から、小児運動器疾患指導管理料について要件を見直す。


Ⅳ-6重症化予防の取組の推進
(1)慢性維持透析患者に対して、透析中に運動等に係る必要な指導を行った場合について、新たな評価を行う。

(2)骨粗鬆症の治療による二次性骨折の予防を推進する観点から、骨粗鬆症を有する大腿骨近位部骨折患者に対して早期から必要な治療を実施した場合について、新たな評価を行う。


引用:令和4年1月14日 令和4年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(厚生労働省HP)


厚生労働省より公開された資料に合わせて、PT-OT-ST.NETの診療報酬改定特設サイトも順次情報の更新を進めています。制度改定に向けた準備にご活用ください。


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診療報酬改定2022 厚生労働省
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