12月1日に開催された、第147回社会保障審議会医療保険部会にて、
令和4年度診療報酬改定の基本方針 (骨子案の概要)が示された。
改定に当たっての基本認識では、「健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた『全世代型社会保障』の実現」などが盛り込まれた。
改定の基本的視点については、重点課題として(1)新型コロナウイルス感染症等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築、(2)安心・安全で質の高い医療の実現のための医師等の働き方改革等の推進が掲げられた。
働き方改革については、各職種がそれぞれの高い専門性を十分に発揮するためのタスク・シェアリング/タスク・シフティング、チーム医療を推進することを例示。医療従事者が高い専門性を発揮できる勤務環境の改善に向けての取組の評価することが具体的方向性の中で示された。
また、(3)患者・国民にとって身近であって安心・安全で質の高い医療の実現においては、具体的方向性の例として「質の高いリハビリテーションの評価など、アウトカムにも着目した評価を推進」することが記載された。
今後、12月上旬にとりまとめが行われる方針。
引用:第147回社会保障審議会医療保険部会 資料(厚生労働省HP)
■ 資料1 令和4年度診療報酬改定の基本方針(骨子案の概要)
■ 資料2 令和4年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)
厚生労働省より公開された資料に合わせて、PT-OT-ST.NETの診療報酬改定特設サイトも順次情報の更新を進めています。制度改定に向けた準備にご活用ください。