世界糖尿病連合は、「糖尿病ケアへのアクセス」を2021年の活動テーマに掲げ、糖尿病とともに生きる人々の合併症の予防、または遅らせることの重要性を呼び掛けています。
現在、世界中の成人の10人に1人が罹患しているといわれている糖尿病。国際糖尿病連合(IDF)は、2045年までに7億8300万人の成人が糖尿病を患っており、成人の8人に1人が糖尿病を患っているとの予測を示されています。(詳細は
こちら)
1922年にインスリンが発見されてから100年が経とうとしていますが、インスリンをはじめとする糖尿病治療の基本的な要素は、それを必要とする人々の手に十分に届いていないとIDFは伝えています。
特に若者の間で、糖尿病を患う人々に可能な限り最善のケアを提供し、糖尿病のスクリーニングと2型糖尿病の予防を改善するための政策を策定するよう各国政府に求めています。
糖尿病ケアの理解を促す行動を
治療や適切なサポートがなければ、糖尿病患者は生命を脅かす重篤な合併症を引き起こす危険性があることはいうまでもありません。
日本では、2021年世界糖尿病デーに合わせて「糖尿病の理解を促す動画」を日本糖尿病協会が公開。オンラインで啓発活動を展開しています。
また、実際に体を動かしたりして学ぶことができる
患者参加型DVD「運動療法のすすめ」 を同協会が制作。
糖尿病教室で使用するなど、運動療法への理解を促すツールとして紹介されており、理学療法士が現場で指導を行う際にも参考となる資料となっています。
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啓発動画>
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アニメ動画「インスリン治療の過去と未来 〜タイムトラベルをご一緒に~」 ー
動画 糖尿病患者さんのための「早期発見!脂肪肝」 ー
動画「糖尿病は治療を続けないと、⾎管を傷つける?」
引用:
1)国際糖尿病連合(IDF)ホームページ
2)IDF糖尿病アトラス
3)2021年世界糖尿病デーオンライン企画(日本糖尿病協会HP)
4)医療スタッフの方へ 患者さん参加型DVD (日本糖尿病協会HP)