東北で作っていた薬剤が震災の影響大きく欠乏状態となっている。特に栄養剤製品、「エンシュア リキッド缶」、および「エンシュアH缶」は工場は停止となりの再開は5月下旬。同じくラコールイ一エヌ大塚製薬(株)花巻工場(岩手県)が被災し品薄状態。
メーカー側の説明によるとエンシュアについては当面は薬局にエンシュア納品することすら難しい状況である(3月26日)。経口摂取が出来る方は経口摂取へシフトするなり、別の経口栄養剤に変更して欲しいと説明するが、同様にラコールも品薄状態となり入手困難な状態だ。他経口栄養剤については保険適応が出来ないなど医療現場では対応に苦悩している状態。
充分な栄養摂取が出来ないと(患者の)体力低下や生命維持にすら影響を与えかねない深刻な問題。
保険が適用されない代替品について、医療機関の購入価格で保険請求を認めてもらうよう、厚生労働省保険局へ申し入れの動きも出てきている。
■詳細:
アボット ジャパン株式会社ホームページ
■震災の栄養を受けて入手困難な薬剤
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チラーヂンS(あすか製薬福島県いわき市工場ストップ)
・モーラスL 久光製薬株式会社宇都宮工場のストップ
・ラコール イ一エヌ大塚製薬(株)花巻工場(岩手県)
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参考サイト「薬剤師日記」