感染症と自然災害に強い社会を目指すニューレジリエンスフォーラムは7日、国民の命と生活を守るための第1次提言をとりまとめ、各党政策担当者に提出した。
「『緊急時』の医療提供体制と法制度の整備を求める」と題した第1次提言書では、緊急時に病床と医療従事者を確保するため、医療機関に対してより強制力がある法制度へ整備が必要であると主張。
第1次提言書では以下の5つが柱として掲げられた。
- 医療提供体制の整備と医療従事者の確保
- 医療機関・医療従事者への迅速な経済的支援
- 海外からの感染流入を防ぐ水際対策の強化
- 国家安全保障としての感染症対策の戦略構築
- 「平時」から「緊急時」への円滑な転換を図るための関係法令の整備
ニューレジリエンスフォーラムは、感染症と自然災害に強い社会をつくるために国民的論議を推進することを目的として設立された組織。日本医師会名誉会長の横倉義武氏らが共同代表を務め、日本理学療法士協会会長の斉藤秀之氏も発起人として同フォーラムに参画している。
同フォーラムには、小川かつみ参議院議員など国会議員も会場にて出席した。
7日に開催された「第1次提言」発表の様子はYouTubeより視聴が可能。松本尚氏(日本医科大学特任教授)による提言書の説明では、各提言の意図が示されている。(提言説明は
こちら)
国民的議論を進めるために、医療界、経済界、政界、防災関係、自治体など各界を巻き込み設立された同フォーラム。今後、第2次提言も予定されている。
引用・参考:令和3年9月7日 第1次提言発表集会のご報告(ニューレジリエンスフォーラムHP)