理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト

PT-OT-ST.NET

トピックス

2021.04.20

医療・介護リハビリテーション計画書の共通化へ

厚生労働省は、令和3年3月31日付けで『「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正等について』で、医療保険でのリハビリテーション実施計画書（別紙様式21の６）を改正することを伝えた。改正された医療保険でのリハビリテーション実施計画書（別紙様式21の６）は、介護保険のリハビリテーション実施計画書（別紙様式2-2-1）と同じ内容となっており、医療と介護の共通したリハビリテーション計画書として位置付けることが狙い。

医療保険から介護保険のリハビリテーションに移行する者への情報提供については、医療側が提供する「リハビリテーション実施計画書（別紙様式2-2-1）」で、例外的に介護保険でのリハビリテーション計画書としてみなしても良いとされている。この運用については「令和3年度介護報酬改定に関するQ&A（Vol.2）（令和3年3月23日）（問23）」で触れているので是非参考にして頂きたい。

なお、医療保険の別紙様式21の６の変更に伴い、環境因子（福祉用具、住環境、交通機関の利用情報）や社会参加の状況の記載欄が削除されたこと、また、リハビリテーションの目標に心身機能、活動、参加の各々記載欄が追加され、リハビリテーションの継続理由、終了の目安となる時期の具体的な月数の記載欄も追加されている。