厚生労働省は4月1日、世代や分野を超えて繋がり、地域をともに創っていく”地域共生社会”の実現を目指した全国の取り組み事例を紹介する「地域共生社会のポータルサイト」を公開した。
現在、日本は高齢化や人口減少が進む中、地域・家庭・職場という人々の生活領域における支え合いの基盤が弱まっていることが課題に挙げられおり、人と人、人と社会がつながり支え合う取組が生まれやすいような環境を整える、新たなアプローチが求められている。
公開されたポータルサイトでは、国籍、性別、年代を超えた関係づくりに取り組む「
バディシステム(愛知県高浜市)」や、『気づき・見守り・支え合う地域づくり』を合い言葉に都市型の見守りネットワーク構築に取り組む「
みま〜も(東京都大田区)」など、地域コミュニティを維持して持続可能な地域づくりを目指す実践事例が紹介されている。
取組み事例の他にも、地域共生社会の実現に向けた取組の経緯や、他省庁が実施している「地域をターゲットにした施策」等についても掲載されており、地域共生社会の実現を目指した取組みを進める上で情報収集に役立つサイトとなっている。
【地域共生社会とは】
制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が 『我が事』として参画し、 人と人、人と資源が世代や分野を超えて『丸ごと』つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会。
(地域共生社会のポータルサイトより)