厚生労働省は、妊娠・出産・育児を取り巻く課題を解決して、母子の健康水準向上の強化を目指す。その取組の一環として行われる「健やか親子21(第2次)」を紹介動画として公開した。
健やか親子21(第2次)は、全ての国民が地域や家庭環境などの違いに関わらず、同じ水準の母子保健サービスを受けられる社会を実現することを目標に掲げ、「切れ目のない妊産婦・乳幼児への保健対策」「学童思春期から成人期に向けた保健対策」「子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり」の3つの基盤課題と、「育てにくさを感じる親に寄り添う支援」「妊娠期からの児童虐待防止対策」の2つの重点課題を設定している。
国、地方公共団体、企業、NPO、医療機関、学校、研究機関など各所が連携して活動が展開されるように、全国で約1500団体が応援メンバーとなり、一体となって取り組みが進められている。なお、この応援メンバーになるためには、健やか親子21のホームページから「取り組みのデータベース」から新規事業者登録ができる。
応援メンバーに登録されることで「
健やか親子21(第2次)」のホームページで自らの活動が紹介されれ、他の支援者にも呼びかけが出来る。
産前産後のケアについては、理学療法士が医師、看護師、助産師、保健師など他職種と連携を図り、心身の健康維持・増進に取り組む事例がみられるなか、健やか親子21(第2次)は正に趣意の合った活動といえる。
既に「健やか親子21 取組のデータベース」には3月9日現在、同データーベースには2382件の取組が掲載されており、「理学療法」「作業療法」「言語聴覚」をそれぞれキーワード検索したところ、30件を超える各地の取り組みが紹介されていた。同じ領域の専門職がどのような活動を各地で行なっているのか、是非、興味がある方はご覧いただきたい。
<参考・引用>
■健やか親子21(第2次)
ホームページ http://sukoyaka21.jp/
応援メンバーとは http://sukoyaka21.jp/companies
取組データベース https://sukoyaka21-data.jp