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2011.03.06

『疾患で縛るのではなく病態で判断すべき』摂食機能療法の適応に要望書

平成23年1月7日、日本老年歯科医学会、日本補綴歯科学会および日本障害者歯科学会の3学会は摂食機能療法の適応を原因疾患で縛りをつけるのではなく「摂食嚥下障害を呈する」といった病態で判断すべきであると要望を理事長名日本歯科医師会疑義解釈委員会委員長の黒崎紀正先生宛に提出しました。 摂食機能療法の適応には『発達障害、顎切除または舌切除、脳血管障害等』に対する機能訓練をした場合に算定できるとなっており、本来は「等」が含まれているため適応疾患については柔軟性があるはずですが保険者側の「等」についての解釈にバラツキがあり、摂食機能療法適応がある状態であっても「発達障害、顎切除または舌切除、脳血管障害」以外の疾患は算定出来ないケースが少なくない状況。 平成23年1月7日、日本老年歯科医学会、日本補綴歯科学会および日本障害者歯科学会の3学会は摂食嚥下機能障害の原因は、脳血管障害の後遺症、パーキンソン氏病、パーキンソン症候群、ALSや認知症などの変性疾患など数々の疾患が原因疾患として挙げられるばかりでなく、抗精神病薬の副作用など原因疾患のないものもあるため、摂食機能療法の適応を原因疾患による縛りをつけるのではなく「摂食嚥下障害を呈する」といった病態で判断すべきであると摂食機能療法の適応についての要望を理事長名日本歯科医師会疑義解釈委員会委員長の黒崎紀正先生宛に提出しました。 ■関連リンク H004 摂食機能療法
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