視覚障害者向け「音声デジタルウオッチ」をセイコーウオッチが11年ぶりに刷新。インクルーシブデザインの考え方に基づき、日本盲人会連合の協力の下ユーザーヒアリングを行い、そのニーズを満たすべく開発した新モデルを発表した。
「音声デジタルウオッチ」は、ボタンを押すだけで音声が流れ、便利に簡単に時間がわかる時計として、視覚障害者に利用されているバリアフリーウオッチ。現在時刻に加え、アラーム時刻、ストップウオッチの経過時間なども音声で知らせる機能なども備わっている。
今回、11年ぶりにリニューアルされたセイコーの「音声デジタルウオッチ」は、視覚障害者に向けた腕時計として「旧モデルが持つ問題点とユーザーニーズに真摯に向き合い、妥協なく製品化されている」ことが評価され、2020年度グッドデザイン賞を受賞した。
年齢や能力に関係なく幅広いのニーズを反映し、一人でも多くの人に役立つ製品やサービスを考案するデザイン手法である、インクルーシブデザインが広がり、多様性を認め合い特定のユーザーが取り残されない、そんな社会に期待が高まる。
参考・引用:SEIKOニュースリリース
■ 音声デジタルウオッチ インクルーシブデザインの考え方に基づき11年ぶりに刷新
■ 「セイコー 音声デジタルウオッチ」、「wiredwena」がグッドデザイン賞受賞 セイコーウオッチとして25年連続