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2020.10.29

クラスター分析の報告、医療機関での発生要因

政府は23日、クラスター分析に関するヒアリング調査等の結果を報告した。
7月以降のクラスター等の発生状況は下記の表の通りと、医療・福祉施設等でのクラスター発生が目立つ。8月の医療・福祉施設等でクラスター発生は194件と特に多かった。

7月以降のクラスター等の発生状況の推移(内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室作成)

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同調査報告によると、医療機関におけるクラスター発生のイメージは、面会に来た家族により入院患者が感染し、院内の他の患者及び職員に感染を広げたケースや、患者へのリハビリテーションサービスの提供により、職員も感染し、当該職員がサービスを提供する他施設の利用者にも感染が広がったケースとなっている。

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医療機関におけるクラスターの発生要因

医療機関におけるクラスターの発生要因は以下の例示があった。

  1. リハビリテーションを行う職員が利用者一人ごとに手袋を変えていなかった。
  2. リハビリテーションでは職員と利用者との接触度合いが高く、密な状況となり、感染した。
  3. 感染した職員が休憩時に同じ部屋で食事をしたことが原因で感染が拡大した。
  4. 消化器症状を有する患者が利用した外来のトイレで接触感染した。


同報告の中では、各施設において施設内感染対策のガイドラインの作成・徹底が重要と考えられたこと、また、施設内の感染症対策に係るリーダーの育成、初発例発生時から感染拡大の可能性を念頭に、支援チームによる専門家の早期介入などを行うことにより、早期にクラスターを抑え込めたとの、知見や教訓も記載されている。

同分科会は、新型コロナウイルス感染症の伝播は、主にクラスターを介して拡大することから、今冬に備えるためには、クラスター連鎖をしっかり抑えることが必須であると指摘。「感染リスクが高まる5つの場面」と「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」について、政府への提言案が示された。




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引用:新型コロナウイルス感染症対策分科会 第12回資料 (内閣官房HP)

【チーム医療推進協議会】with COVID-19 「正しい知識と正しい対応を考える」Web研修会を開催

2020.10.26
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