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2011.02.05

外来リハビリの再診料制限の可能性。外来リハビリ報酬引き下げは死活問題

2月2日開催された中央社会保険医療協議会総会にて外来リハビリの再診料の是非が議論された。現在の診療報酬制度では外来リハビリには毎回の診察が必要。訪問リハビリは月に一度に診察を行い理学療法士等に指示を行うことで毎回の医師の診察は必ずしも必要ない。同様に外来リハビリも毎回の診察は必要はないのではという話になっている。 また、日本リハビリテーション病院施設協会が実施した「通院リハに対する再診の必要性に関するアンケート調査結果」では「毎回必ず診療」は3%のみであり、「週1回必ず診療」12%、「退院後2カ月は毎回、以降は週1回」18%、「退院後2カ月は毎回、以降は月1回」29%、「月1回必ず診療」38%という結果だった。 以上の報告も併せて外来リハビリの再診料は「外来リハビリ医学管理料(仮」もしくは「リハビリ処方箋料」などの形で包括化する案が浮上している。 外来リハビリの診察のあり方についての議論の余地はあるが、再診料が制限されることになると医療機関にとっては大きな減収となる。平成22年の診療報酬改定では外来リハビリの運動器リハビリテーションは引き下げられている。外来のリハビリは診療報酬改定の度に診療報酬が引き下げられてきていることから、これ以上の診療報酬が実質引き下がればリハビリの提供する出来なくなる可能性があると自体は深刻だ。 関連資料)リハビリ・介護の連携(その3) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000011ga6-att/2r98520000011gk1.pdf
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