ダイハツ工業株式会社は、地域密着プロジェクトとして「健康安全運転講座」を産官学民の連携で開催。健康指導で地域を支える「学」の立場として、体力測定、運動指導を理学療法士が担っていることが同社HPで紹介された。
地域密着プロジェクトは、産官学民の連携により、高齢化が進む地域社会で、「いくつになっても自由に移動できる自立した生活」をサポートする取り組み。
「健康安全運転講座」は2016年から試行を開始し、三重県、広島県、静岡県で実施。日本理学療法士協会は「士会機能強化推進モデル事業」として、全国ダイハツ店舗と各士会の連携のもと事業を進めている。
これまでのダイハツ工業株式会社との取り組みを発展させ、「自立支援と介護予防」をコンセプトにした新型福祉車両の開発にも取り組み、2019年に販売も開始されている。
三重県では4店舗で講座が開催され、自動車を軸にした講座の企画、運営を一般社団法人三重県理学療法士会が担ってきた。
同会で事業に取り組む、主体会病院の伊藤卓也さん(理学療法士)は「健康安全運転講座は2018年より全国展開され、各地で開催されるようになった。地方において自動車は外出の主要手段。外出頻度の低下は、高齢者のADL障害を発生する危険性が高いと言われている。今後も継続して『いくつになっても自由に移動できる自立した生活』をサポートしていきたい。」と話す。
ダイハツ工業のHPには、「健康安全運転講座」のオンライン動画も公開されている。
引用:地域密着プロジェクト「健康安全運転講座」(ダイハツ工業HP)