世界初となる、歩行の全過程をコントロールできるコンピューターを内蔵したKAFO「C-Brace」をオットーボックが開発した。
C-Braceには、世界で60,000人以上に使用されている、オットーボック義足のコンピューター制御膝継手C-Legで培った技術と情報を応用したテクノロジーが活用されている。
オットーボックの担当者はC-Braceについて以下のコメントを寄せている。
C-Brace®の魅力
これまでのKAFOの主流は固定膝継手のため、ユーザーは分回し歩行となり、座るときはロックを手で外さなくてはならなかった。腰や非麻痺側にも負担がかかり、痛みや疲労の要因にもなっていた。
C-Braceを装着することで、ほぼ自然な歩行パターンで滑らかな歩行が可能になり、ユーザーの身体への負担も少なくなると担当者は語る。
ハイキングに行ったり、街でのショッピングを楽しんだり。不整地や人混みの中でも麻痺した下肢の状態を過度に気にする必要がなくなることで、今まで敬遠していたことへのチャレンジも広がる。
C-Brace®ユーザーズストーリー(動画)
下肢に麻痺をもつ3人の登場人物は、C-Braceを使い始めたことによる生活の変化を語っている。
※ YouTubeの日本語字幕設定に対応しています。
C-Brace®の対象者
装具非装着との比較
固定膝 (KAFO) との比較
C-Braceの詳細はオットーボックのホームページで閲覧が可能。興味がある方はぜひチェックして頂きたい。
製品情報: C-Brace (オットーボック・ジャパン ウェブサイト)
販売されているKAFOで、膝折れせずに膝を曲げながら歩行できるコンピューター制御のKAFOは、C-Braceのみです。(2020年3月現在)