家族が脳卒中で倒れたことを切っ掛けに、手指のリハビリテーションロボット開発を開始した富田さん。普段はシステムエンジニアとして勤務する傍ら、個人で試行錯誤を進めながら自作を継続し「指ネクスト」の開発に至った経緯、機器に掛ける想いを伺いました。
「義理の母が脳卒中で倒れ、重度の右麻痺になりました。手が動かなくなった母は、編み物という趣味を失い、生きる希望を失ったかのようにつまらない毎日を送っていました。なんとかしようと治療法を色々と調べて、促通反復療法を見つけました。独学ではありますが母の指をたくさん動かし、指の運動を続けたところ編み物ができるまで回復し、母は涙を流して喜びました。私はエンジニアなので、エンジニアとしての技術で人の役に立ちたい。そういう想いでリハビリ機器の自作に取り組んでいます。」
試作品となるロボットは未だ道半ばでありますが、病院や施設におけるデモンストレーション(体験)や機器開発へのアドバイス等、リハビリテーションに関わる専門職の皆さんとの連携を切望されています。ご協力頂ける方は、ぜひ下記ホームページより富田さんへご連絡ください。
富田京一さん運営サイト ▶︎
http://nextreha.com